第55回(2024年度)日本看護学会学術集会

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シンポジウム

シンポジウム2 日本専門看護師協議会合同企画「専門看護師の活躍と社会への貢献」

Fri. Sep 27, 2024 3:45 PM - 5:15 PM 第3会場 (大会議室A1)

座長:前澤 美代子・小野 美雪

講師:市原 真穂・河野 伸子・門馬 康介・井野 朋美・津村 明美・田中 久美・山西 雅子

専門看護師制度は1995年に創設され、専門看護師は2023年12月現在で3,316名になりました。29年にわたり臨床や看護学教育の現場で活動実績を重ねてきた専門看護師には、各分野の専門性と実践知を融合した看護の知の体系化や発展をリードし、実践の科学として位置づけられる「看護の質の向上」という高いミッションと成果が求められています。これらの背景をもとに、専門看護師の活躍を促進するためには、活動の可視化や看護管理者の働きかけが重要であることを前年度学術集会のシンポジウムで共有しました。本年度の学術集会では、今後専門看護師がさらに活躍していくためには、どのように活動の可視化を進めて、国民に発信していくことが望ましいか、また、専門看護師の価値をどのように看護管理者やスタッフと共有することが、対象者へ水準の高い看護ケアを提供することにつながるか、社会貢献の方策について専門領域を越えて意見交換を行いたくシンポジウムを企画しました。最初に、日本看護協会から専門看護師のあり方と方針について共有させていただきます。次に、日本専門看護師協議会の事業の紹介、専門看護師のさらなる躍進にむけた課題と展望をご紹介したいと思います。そして専門看護師の5名に話題提供していただき、国民の健康と豊かな生活を支えるための専門看護師の役割や看護の専門性について、ベッドサイドから病院の看護、災害時の看護、地域での看護、管理者など多角的な視点と次元で意見交換をしたいと思います。

<シンポジストテーマ>
・精神看護分野 「今、改めてベッドサイドケアを問い直す」
・急性・重症患者看護分野 「急性期病院での専門看護師の活動の紹介」
・急性・重症患者看護分野 「災害時の専門看護師の活動」
・がん看護分野 「小児ホスピスをたちあげて」
・老人看護分野 「専門看護師と看護管理者の立場から」