[LK5-3] 看護補助者の雇用を考える
~病院の現状と定着に向けての取組み~
当院は急性期病棟と地域包括ケア病棟を有する199床の病院である。「24時間・365日断らない」を合言葉に地域医療を担っている。看護師の業務範囲は、医療とケアの両面で多岐にわたる。看護師がその専門性を発揮するには、看護補助者との協働は必要不可欠である。しかし、看護補助者の応募は殆んどなく、やむを得ない場合は紹介業者を頼り、経営面では大きな痛手である。そんな中、看護補助者キャンペーンウイーク事業の面接・相談会に参加した。ハローワークは集客力、ナースセンターは専門性を活かした参加者への対応で、双方の強みが活かされ活気ある催しだった。参加した結果、3名が見学・面接に来院し、その内2名を採用した。看護管理者として、病院の現状をハローワークやナースセンターに伝え、情報交換を行い、良い関係を構築していくことも大切な仕事であると改めて感じた。また、貴重な人材に働き続けてもらうために、きめ細やかな関り、対話を大切にし、個々のニーズに合った研修を検討するなどの対応により、業務上のトラブルもなく1年経過した現在も就業継続が出来ている。