第53回(2022年度)日本看護学会学術集会 幕張

講演情報

一般公募企画

一般公募企画2 看護関連に関する施設基準管理
~看護職が施設基準を学ぶ意義~

2022年11月9日(水) 09:30 〜 10:30 第3会場 (201)

座長:長面川 さより

企画代表者:石井 亜希

[IK2-1] 看護関連に関する施設基準管理

~看護職が施設基準を学ぶ意義~

清水 智行1, 竹内 美野梨2 (1.野猿峠脳神経外科病院, 2.善衆会病院看護部副主任,)

【抄録】
 各医療機関では健全な病院運営をするうえで施設基準管理者の育成が急務となっている。そこで一般社団法人日本施設基準管理士協会は、施設基準管理等の精度向上を図る新たな資格制度「施設基準管理士」を 2018 年 1 月に創設した。「施設基準管理士」とは、病院が行う施設基準の届出等を総合的に管理・運用する専門知識とスキルを獲得するための、日本で唯一の資格である。今後、看護職がさらに病院経営に参画するためには施設基準の知識を身に付けることは極めて重要である。
 本交流集会では「看護関連に関する施設基準管理」と題し、看護部門で行う施設基準管理の現状報告や看護職が施設基準を学ぶ意義について考えていきたい。特に、入院基本料の施設基準に大きく関係する「様式9」に関する理解は、勤務表作成にあたって重要で、各地方厚生(支)局が行う適時調査で指摘されることも多い。また「様式9」以外でも看護職がかかわる重要な施設基準は多岐にわたっている。日ごろから適切な施設基準の管理体制を取るためにも院内で施設基準管理委員会などを設立し、組織的に施設基準を意識させることで一定の課題を減らす効果も期待できる。