[KR4-3] 国際保健・看護領域で求められる人材像
【抄録】
組織やプロジェクトのパフォーマンスを向上させるには、優れたリーダーの存在が不可欠である。人事や指示命令等の権限を伴う「タテ」のリーダーシップのみならず、組織内外の領域や専門の異なる関係者(ステークホルダー)を巻き込む「ヨコ」のリーダーシップも必須である。
国際保健・国際看護領域でも、こうしたリーダーシップの重要性は同様であり、経験、知識・スキルから、能力、ポテンシャル、人柄・価値観に至るまで、一定の要件がある。
たとえば、経験やスキルでは、国際保健外交、政策や行政実務についての知識や経験のほか、クロスセクター経験、パブリック・スピーチを含む英語でのスピーキング能力や文書作成能力等のライティング能力も重要となる。能力、ポテンシャル、人柄・価値観等は、多くの企業・団体の幹部に必要な要件と大きな違いは無いが、協働能力、多様性対応能力、公共マインドや視座の高さは特に重要になるものと思われる。
国際保健・国際看護分野の重要性はますます高まっており、こうした人材のキャリア構築に加えリーダー人材の育成を、関係団体を中心に政府や国際機関とも連携しつつ推進していく必要がある。
組織やプロジェクトのパフォーマンスを向上させるには、優れたリーダーの存在が不可欠である。人事や指示命令等の権限を伴う「タテ」のリーダーシップのみならず、組織内外の領域や専門の異なる関係者(ステークホルダー)を巻き込む「ヨコ」のリーダーシップも必須である。
国際保健・国際看護領域でも、こうしたリーダーシップの重要性は同様であり、経験、知識・スキルから、能力、ポテンシャル、人柄・価値観に至るまで、一定の要件がある。
たとえば、経験やスキルでは、国際保健外交、政策や行政実務についての知識や経験のほか、クロスセクター経験、パブリック・スピーチを含む英語でのスピーキング能力や文書作成能力等のライティング能力も重要となる。能力、ポテンシャル、人柄・価値観等は、多くの企業・団体の幹部に必要な要件と大きな違いは無いが、協働能力、多様性対応能力、公共マインドや視座の高さは特に重要になるものと思われる。
国際保健・国際看護分野の重要性はますます高まっており、こうした人材のキャリア構築に加えリーダー人材の育成を、関係団体を中心に政府や国際機関とも連携しつつ推進していく必要がある。