[ポスターM-13-2] 看護師の原動力についての文献レビュー
キーワード：看護師、文献検討、原動力
【抄録】
【目的】看護師の働き続ける原動力について文献検討を行い看護師の原動力について明らかにする。【方法】1）調査期間：2018 年4 月～ 2021 年2 月。2）データ収集方法：データベースWeb 版医学中央雑誌Ver.5（以下医中誌）、メディカルオンライン、J-STAGE、CiNii Articles、PubMed、Google Scholar を用いた。使用したキーワードは、「看護師」「原動力」とし、原著論文のみを検索した。検索した文献の中で重複している文献および要旨をレビューし、看護師とは異なる立場や役割である患者、学生、保健師、助産師、看護教員の文献を除外した。3）分析方法：対象となる文献の意味を損なわないよう類似性に基づきカテゴリー化した。4）倫理的配慮：対象論文の結果が示す意味を損ねないように忠実に記載し出所を明示し著作権等を侵害しないよう配慮した。【結果】1. データベースによる内訳：「看護師」「原動力」をキーワードとして検索した結果231 件がヒットし、その中で重複している文献および要旨をレビューし、結果44 件が抽出され分析対象とした。内訳は医中師36 件、Google Scholar 7件、CiNii Articles 1 件、メディカルオンライン、PubMed、J-STAGE 各0 件であった。2. 看護師の原動力に関する文献の対象者：対象となる看護師はすべて病院に勤務する女性看護師であった。職位別にみると新人看護師4 件、卒後2 年目・ベテラン看護師各2 件、中堅看護師8 件、主任看護師・看護師長各1 件であった。診療科別では、一般病棟25 件、精神科病棟・小児病棟各4 件、がん・緩和ケア病棟・助産師・NICU 各2 件、救命救急センター・訪問入浴・重症児施設・手術室・ICU・新生児病棟各1 件であった。3. 看護師の原動力について：分析対象とした44 件の文献に記載されている看護師の原動力について類似性に基づきカテゴリー化した。その結果、〔家族の協力〕〔看護の実践〕〔看護への愛着〕〔患者・家族との関わり〕〔自己実現〕〔職場の人間関係〕〔やりがい〕の7 カテゴリーと13 のサブカテゴリーに分類された。【考察】看護師は多岐の役割を担い、現実と理想の葛藤など仕事を継続していくことの厳しさを抱えながらも、〔患者・家族との関わり〕〔看護への愛着〕など7 つの力を原動力として働き続けていることが示唆された。
【目的】看護師の働き続ける原動力について文献検討を行い看護師の原動力について明らかにする。【方法】1）調査期間：2018 年4 月～ 2021 年2 月。2）データ収集方法：データベースWeb 版医学中央雑誌Ver.5（以下医中誌）、メディカルオンライン、J-STAGE、CiNii Articles、PubMed、Google Scholar を用いた。使用したキーワードは、「看護師」「原動力」とし、原著論文のみを検索した。検索した文献の中で重複している文献および要旨をレビューし、看護師とは異なる立場や役割である患者、学生、保健師、助産師、看護教員の文献を除外した。3）分析方法：対象となる文献の意味を損なわないよう類似性に基づきカテゴリー化した。4）倫理的配慮：対象論文の結果が示す意味を損ねないように忠実に記載し出所を明示し著作権等を侵害しないよう配慮した。【結果】1. データベースによる内訳：「看護師」「原動力」をキーワードとして検索した結果231 件がヒットし、その中で重複している文献および要旨をレビューし、結果44 件が抽出され分析対象とした。内訳は医中師36 件、Google Scholar 7件、CiNii Articles 1 件、メディカルオンライン、PubMed、J-STAGE 各0 件であった。2. 看護師の原動力に関する文献の対象者：対象となる看護師はすべて病院に勤務する女性看護師であった。職位別にみると新人看護師4 件、卒後2 年目・ベテラン看護師各2 件、中堅看護師8 件、主任看護師・看護師長各1 件であった。診療科別では、一般病棟25 件、精神科病棟・小児病棟各4 件、がん・緩和ケア病棟・助産師・NICU 各2 件、救命救急センター・訪問入浴・重症児施設・手術室・ICU・新生児病棟各1 件であった。3. 看護師の原動力について：分析対象とした44 件の文献に記載されている看護師の原動力について類似性に基づきカテゴリー化した。その結果、〔家族の協力〕〔看護の実践〕〔看護への愛着〕〔患者・家族との関わり〕〔自己実現〕〔職場の人間関係〕〔やりがい〕の7 カテゴリーと13 のサブカテゴリーに分類された。【考察】看護師は多岐の役割を担い、現実と理想の葛藤など仕事を継続していくことの厳しさを抱えながらも、〔患者・家族との関わり〕〔看護への愛着〕など7 つの力を原動力として働き続けていることが示唆された。