[ポスターM-4-5] 新人看護師が抱く高齢患者の印象
Keywords:新人看護師、印象、高齢患者
【抄録】
【目的】新人看護師が抱く高齢患者の印象を明らかにし、新人看護師育成プログラム構築に向けた基礎資料とする。【方法】1. 対象:令和3 年度にA 病院に就職した新人看護師3名。2. 研究期間:令和3 年9 月。3. 調査内容:1 基本属性は年齢、性別、最終学歴。2 新人看護師が抱く高齢患者の印象は⑴高齢者の印象⑵高齢患者への関わりの難しさ⑶高齢患者への関わりで感じるうれしさや楽しさ⑷高齢者看護で大切にしたいこと。4. 調査方法・手順:対象者から同意を得た後にインタビューガイドによる半構成的面接を1 人30 分程度実施し、面接の内容は対象者の許可を得てIC レコーダーに録音した。5. データ分析:面接の内容は逐語録にした後に質問項目ごとに質的帰納的に分析した。分析の過程は研究者間で複数回繰り返し、信頼性と妥当性の確保に努めた。6. 倫理的配慮:対象者には研究の目的と方法、調査への協力は自由であること、調査で得られたデータは本研究でのみ用いること、調査はプライバシーが保たれるように配慮すること、調査の結果は看護系学会で公表することを文書で説明し、同意書への署名により研究協力への意思を確認した。尚、本研究は研究者所属施設倫理委員会の承認を得て実施した。【結果】1. 対象者の属性:年齢は21 ~ 22 歳で、性別は女性1 名、男性2名であり、全員が看護専門学校卒業であった。2. 新人看護師が抱く高齢患者の印象:1 高齢患者へは、<強い意志を持っている><威厳がある>という印象を持っており、<個別性があり丁寧な関わりをする必要がある>と感じていた。2 高齢患者への関わりの難しさは、術後の患者が管類を全部抜いてしまった等の<予測不能な行動があり難しい>と感じていた。また、<きつく感じる言葉、言葉遣いが難しい>と、会話での難しさを感じていた。3 高齢患者への関わりで感じるうれしさや楽しさは、高齢患者からの感謝の言葉や励まし、優しく接してもらえた時であった。4 高齢者看護で大切にしたいことは、<思いを大事にする><居心地よい環境作りをする>等であった。【考察】新人看護師は高齢患者に対して、個別性があり丁寧な関わりをする必要がある等と感じていたことが明らかになったことから、新人看護師が高齢患者との関わりを通して自ら気づきを得ることができるような新人看護師育成プログラムを構築することが必要であると考える。
【目的】新人看護師が抱く高齢患者の印象を明らかにし、新人看護師育成プログラム構築に向けた基礎資料とする。【方法】1. 対象:令和3 年度にA 病院に就職した新人看護師3名。2. 研究期間:令和3 年9 月。3. 調査内容:1 基本属性は年齢、性別、最終学歴。2 新人看護師が抱く高齢患者の印象は⑴高齢者の印象⑵高齢患者への関わりの難しさ⑶高齢患者への関わりで感じるうれしさや楽しさ⑷高齢者看護で大切にしたいこと。4. 調査方法・手順:対象者から同意を得た後にインタビューガイドによる半構成的面接を1 人30 分程度実施し、面接の内容は対象者の許可を得てIC レコーダーに録音した。5. データ分析:面接の内容は逐語録にした後に質問項目ごとに質的帰納的に分析した。分析の過程は研究者間で複数回繰り返し、信頼性と妥当性の確保に努めた。6. 倫理的配慮:対象者には研究の目的と方法、調査への協力は自由であること、調査で得られたデータは本研究でのみ用いること、調査はプライバシーが保たれるように配慮すること、調査の結果は看護系学会で公表することを文書で説明し、同意書への署名により研究協力への意思を確認した。尚、本研究は研究者所属施設倫理委員会の承認を得て実施した。【結果】1. 対象者の属性:年齢は21 ~ 22 歳で、性別は女性1 名、男性2名であり、全員が看護専門学校卒業であった。2. 新人看護師が抱く高齢患者の印象:1 高齢患者へは、<強い意志を持っている><威厳がある>という印象を持っており、<個別性があり丁寧な関わりをする必要がある>と感じていた。2 高齢患者への関わりの難しさは、術後の患者が管類を全部抜いてしまった等の<予測不能な行動があり難しい>と感じていた。また、<きつく感じる言葉、言葉遣いが難しい>と、会話での難しさを感じていた。3 高齢患者への関わりで感じるうれしさや楽しさは、高齢患者からの感謝の言葉や励まし、優しく接してもらえた時であった。4 高齢者看護で大切にしたいことは、<思いを大事にする><居心地よい環境作りをする>等であった。【考察】新人看護師は高齢患者に対して、個別性があり丁寧な関わりをする必要がある等と感じていたことが明らかになったことから、新人看護師が高齢患者との関わりを通して自ら気づきを得ることができるような新人看護師育成プログラムを構築することが必要であると考える。