[ポスターM-5-1] ERCP 患者指導リーフレット作成の試み
Keywords:ERCP、リーフレット作成、病棟看護師アンケート
【抄録】
【目的】内視鏡的逆行胆管膵管造影法（以下、ERCP と略す）を受ける患者に対する病棟看護師の指導内容方法を調査し、独自に作成したリーフレットを使用しその効果を明らかにする。【方法】1 A 病院のB 病棟看護師に対してアンケートを作成し無記名・自由記載で配布回収した。2 消化器内科医師、内視鏡室看護師による講義を実施した。3ERCP を受ける患者に対しB 病棟独自の「急性胆のう炎による治療を受けられる患者様（初回）」、「2 回目以降のERCP を受けられる患者様（ステント抜去・さい石予定）」の2 種類のリーフレットを作成し、使用後にアンケートを実施した。4 倫理的配慮：本研究は、A 病院倫理委員会で審査を受け承認を得た上で実施した。アンケートは無記名とし、個人が特定されないように配慮した。研究参加の有無に関わらず、不利益は生じないことを口頭で説明しアンケートの回答をもって同意を得たものとした。研究終了後は得た情報をすべて破棄した。【結果】1）ERCP の検査前後の指導を行っているかの質問に「はい」と答えた看護師は8 名（40％）、「いいえ」と答えた看護師12名（60％）であった。2）看護師が指導を行っていない理由（複数回答可）「時間がない（5 名）」、「指導方法が分からない（11名）」、「自信がない（8 名）」、「前日入院のためどこまで患者が理解しているか分からない（5 名）」であった。3）リーフレットの内容に関しては、高齢者が多いため文字を大きく絵を取り入れて理解しやすいように工夫した。さらに知識向上を行うため、消化器内科医師、内視鏡室看護師による講義を実施した。【考察 】B 病棟ではERCP を受ける患者は、検査の前日入院のため指導時間が限られ、看護師も患者指導に対する不安を感じていた。B 病棟独自のリーフレットを作成することで指導内容が充実し、指導方法を確立することでB 病棟看護師での勤務年数に関係なく、統一した指導を行うことができたと考える。患者によって理解度が異なるため独自のリーフレットを作成活用していくことは有効であった。
【目的】内視鏡的逆行胆管膵管造影法（以下、ERCP と略す）を受ける患者に対する病棟看護師の指導内容方法を調査し、独自に作成したリーフレットを使用しその効果を明らかにする。【方法】1 A 病院のB 病棟看護師に対してアンケートを作成し無記名・自由記載で配布回収した。2 消化器内科医師、内視鏡室看護師による講義を実施した。3ERCP を受ける患者に対しB 病棟独自の「急性胆のう炎による治療を受けられる患者様（初回）」、「2 回目以降のERCP を受けられる患者様（ステント抜去・さい石予定）」の2 種類のリーフレットを作成し、使用後にアンケートを実施した。4 倫理的配慮：本研究は、A 病院倫理委員会で審査を受け承認を得た上で実施した。アンケートは無記名とし、個人が特定されないように配慮した。研究参加の有無に関わらず、不利益は生じないことを口頭で説明しアンケートの回答をもって同意を得たものとした。研究終了後は得た情報をすべて破棄した。【結果】1）ERCP の検査前後の指導を行っているかの質問に「はい」と答えた看護師は8 名（40％）、「いいえ」と答えた看護師12名（60％）であった。2）看護師が指導を行っていない理由（複数回答可）「時間がない（5 名）」、「指導方法が分からない（11名）」、「自信がない（8 名）」、「前日入院のためどこまで患者が理解しているか分からない（5 名）」であった。3）リーフレットの内容に関しては、高齢者が多いため文字を大きく絵を取り入れて理解しやすいように工夫した。さらに知識向上を行うため、消化器内科医師、内視鏡室看護師による講義を実施した。【考察 】B 病棟ではERCP を受ける患者は、検査の前日入院のため指導時間が限られ、看護師も患者指導に対する不安を感じていた。B 病棟独自のリーフレットを作成することで指導内容が充実し、指導方法を確立することでB 病棟看護師での勤務年数に関係なく、統一した指導を行うことができたと考える。患者によって理解度が異なるため独自のリーフレットを作成活用していくことは有効であった。