第53回(2022年度)日本看護学会学術集会 幕張

講演情報

シンポジウム

シンポジウム2 看護補助者を確保するためのヒント
~自施設ですぐできることを見つけよう~

2022年11月8日(火) 15:30 〜 17:10 第3会場 (201)

座長:秋山 智弥

講師:鈴木 恵巨・後藤 友美・小野 惠美子

[SY2-3] 看護補助者確保モデル事業への参画により就業促進を目指して

~ハローワークとの連携強化による看護補助者就業支援~

小野 惠美子1, 弘川 摩子2, 高丸 賀子2, 廣岡 由紀子2 (1.大阪府看護協会常務理事, 2.大阪府看護協会)

【抄録】
 多様化する社会における看護へのニーズが変化すると共に、一方では働き方改革が進められる中、医療現場におけるタスク・シフティングが進められている。
 このような状況において、安全で質の高い看護を効果的・効率的に提供するためには、看護職員および看護補助者の協働を進める必要がある。しかし看護補助者確保が困難な状況にあり、大阪府看護協会、労働環境事業部では看護補助者のリーフレットやポスターを作成し、府内施設に配布看護補助者確保への啓発を行ってきた。また、大阪府ナースセンターでは、府内ハローワーク 10 カ所に(年間 77 回)出向き看護職の就職相談会を実施しており、大阪府の許可の下、無資格者にも対応し看護補助者への就業支援として情報提供も実施している。
 しかし、看護補助者の充足には繋がらず、看護補助者確保が喫緊の課題となっている。一方、現場からは、研修実施に要する看護師の負担や、多様かつ短時間での雇用形態の整備などの課題が挙がっている。そこで、今回ハローワークとの連携を強化し、「標準研修を活用した看護補助者の確保モデル事業」に取り組み就業促進につなげていきたい。