[KR4-1] 開業助産師としての働き方
~オープンシステムの活用~
【抄録】
開業し15 年になる。女性が子を産み、育てることへの選択肢が多様化する中、「妊娠中から産後まで、女性に寄り添いたい」と開業助産師の道を選んだ。人々の生活の場である地域での助産師の仕事は多岐に渡り、現在私は行政の母親学級、妊婦面接、新生児・乳児訪問、産後ケアに従事している。また開業助産師として、自然なお産に携わっている。家族と一緒に、助産師と産みたいという女性に寄り添い、自宅分娩とオープンシステム(妊婦健診は助産所で行い、分娩時は産婦と一緒に提携病院に行き分娩介助を行うシステム)のお産を行っている。年間5件程度のお産の仕事であるが、産む女性が高齢となり、不妊治療が増え、さらにメンタル疾患既往が増えるなど、ローリスクの妊婦が少なくなっていることもあり、私の受けるお産のほとんどがオープンシステムのお産である。オープンシステムのお産は妊婦や家族、そして助産師にとってもメリットがあるものだと考える。ローリスクの妊婦もそうでない妊婦も妊娠中から産後まで継続した助産師のケアが受けられるオープンシステムを中心に開業助産師の仕事を紹介する。
開業し15 年になる。女性が子を産み、育てることへの選択肢が多様化する中、「妊娠中から産後まで、女性に寄り添いたい」と開業助産師の道を選んだ。人々の生活の場である地域での助産師の仕事は多岐に渡り、現在私は行政の母親学級、妊婦面接、新生児・乳児訪問、産後ケアに従事している。また開業助産師として、自然なお産に携わっている。家族と一緒に、助産師と産みたいという女性に寄り添い、自宅分娩とオープンシステム(妊婦健診は助産所で行い、分娩時は産婦と一緒に提携病院に行き分娩介助を行うシステム)のお産を行っている。年間5件程度のお産の仕事であるが、産む女性が高齢となり、不妊治療が増え、さらにメンタル疾患既往が増えるなど、ローリスクの妊婦が少なくなっていることもあり、私の受けるお産のほとんどがオープンシステムのお産である。オープンシステムのお産は妊婦や家族、そして助産師にとってもメリットがあるものだと考える。ローリスクの妊婦もそうでない妊婦も妊娠中から産後まで継続した助産師のケアが受けられるオープンシステムを中心に開業助産師の仕事を紹介する。