交流集会7 病院の外来・診療所における在宅療養支援の強化に向けた人材育成
～研修プログラムの策定と試行結果から考える～

[KR7-2] 地域医療を担う総合病院での、外来における研修プログラム施行実施報告

^○住谷 眞由美 (津田沼中央総合病院看護部長)

【抄録】
　日本は少子高齢化が続き、医療は在宅療養支援をいかに効果的に発揮する体制を整えるかが課題となっている。今回日本看護協会より、外来における在宅療養支援の強化に向けた人材育成に関する試行事業として、研修プログラムの施行実施を行った。高齢化の社会の中で在宅療養支援を行っていくためには、それぞれの組織の中で病院の機能を踏まえ、在宅療養支援が実践できる看護師を育成する必要がある。特に、病院の窓口となる外来看護師一人ひとりが在宅療養支援について理解し、取り組むことが出来るような仕組みつくりが必要と考える。看護管理者がプログラムを活用し外来看護師が本来持っている看護の力を実践できるよう推進することが、今後の在宅療養支援につながると考える。地域医療を担う総合病院における、在宅療養支援の質向上に向けた研修実施の工夫と今後の実践に向けての課題についてご報告する。