[LK4-3] ひとりでも多くの看護職を現場復帰へ
~柔軟な雇用形態への取り組み~
【抄録】
2022 年度大阪府ナースセンターでは合計587 件の相談を受けたが、就職が決まった者は149 名(25%)だった。相談内容は「子育て・介護のため時間が限られ応募できる施設が見つからない」「60歳を過ぎて雇ってくれるところがなかなか見つからない」など求職者の背景は多様である。このように求職者の働き方のニーズが変化するなか、求人施設の雇用形態は常勤や決められた就業時間のパートなど従来と変わらず、両者のマッチングが難しい。
2022 年に実施したプラチナナースに関するアンケート結果からは、定年後も今の職場を選ぶと回答した看護職はわずか6%(n=47)であり、給与は下がるが仕事の内容は変わらないことが一因と推測された。そこでナースセンターではプラチナナースの効果的な再雇用の在り方や、多様な雇用形態の取り組みを求人施設へ働きかけた。求人施設担当者からは「まだまだ頭が硬かった」など発言があり、柔軟な雇用形態の理解に一石を投じることができたと考える。ナースセンターでは両者のニーズに寄り添い、ひとりでも多くの看護職を現場復帰につなぐよう役割機能を強化していきたい。
2022 年度大阪府ナースセンターでは合計587 件の相談を受けたが、就職が決まった者は149 名(25%)だった。相談内容は「子育て・介護のため時間が限られ応募できる施設が見つからない」「60歳を過ぎて雇ってくれるところがなかなか見つからない」など求職者の背景は多様である。このように求職者の働き方のニーズが変化するなか、求人施設の雇用形態は常勤や決められた就業時間のパートなど従来と変わらず、両者のマッチングが難しい。
2022 年に実施したプラチナナースに関するアンケート結果からは、定年後も今の職場を選ぶと回答した看護職はわずか6%(n=47)であり、給与は下がるが仕事の内容は変わらないことが一因と推測された。そこでナースセンターではプラチナナースの効果的な再雇用の在り方や、多様な雇用形態の取り組みを求人施設へ働きかけた。求人施設担当者からは「まだまだ頭が硬かった」など発言があり、柔軟な雇用形態の理解に一石を投じることができたと考える。ナースセンターでは両者のニーズに寄り添い、ひとりでも多くの看護職を現場復帰につなぐよう役割機能を強化していきたい。