[LK1-1] 在宅看護から始める看護キャリア形成
新卒訪問看護師の採用・育成については、訪問看護の人材確保の観点から必要性が議論される傾向があるが、看護基礎教育を終えたばかりの看護師にとっても看護キャリアの第一歩を訪問看護から始めることはメリットがある。住み慣れた生活の場で療養生活を送る対象者に身近な支援者として関わる訪問看護は、生活と医療の両立の理解や支援方法の修得、生活環境や習慣に合わせた生活援助技術の熟達に好適な環境である。また、訪問看護利用者の中から新卒者の希望や力量に合わせた訪問先の選定が可能であり、看護師の成長に合わせて着実な力量形成につなげることができる。
新卒訪問看護師の採用・育成には、訪問看護ステーションのみならず地域ぐるみの育成支援体制が必要である。法人や地域の医療機関等と合同により、新人研修や技術研修など訪問看護ステーション単独では難しい研修を実施すること、教育機関との協力関係により、新卒者の理解や育成プログラムの構築、指導者へのサポート等において支援体制を構築する必要があろう。10 年後の在宅看護が、新卒看護師の普通の一選択肢になっていることを願ってやまない。
新卒訪問看護師の採用・育成には、訪問看護ステーションのみならず地域ぐるみの育成支援体制が必要である。法人や地域の医療機関等と合同により、新人研修や技術研修など訪問看護ステーション単独では難しい研修を実施すること、教育機関との協力関係により、新卒者の理解や育成プログラムの構築、指導者へのサポート等において支援体制を構築する必要があろう。10 年後の在宅看護が、新卒看護師の普通の一選択肢になっていることを願ってやまない。