[LK4-3] 看護師による第6のフィジカルアセスメント
~エコーによる可視化~
看護師が行うフィジカルアセスメント、つまり問診、視診、打診、聴診、触診には患者の体内で起こっている現象を目で視ることができないという限界があった。そこで、我々は看護師が行う「第 6 のフィジカルアセスメント」として機器を使った「可視化」をこれまで提唱してきた。看護師が用いる可視化の機器の条件として、無侵襲で繰り返し観察を行えること、ベッドサイドに持ち運びができること、その場でリアルタイムに判断が行える、つまりポイントオブケアに使用できることが必要である。これらのコンセプトを満たす、看護師が使用できる機器として近年、携帯型の超音波画像診断装置(エコー)が注目されている。
看護師が行うエコーによるアセスメントに基づくケアの有効性が示されている他、教育プログラムの開発も進んでおり、現在では e ラーニング、技術講習会、自己学習、OSCE の一連のコースから成るプログラムを短期間で効率よく受講することが可能となっている。本発表では、このように社会実装の段階に来ている看護師によるエコー教育の現状や AI による技術支援を利用した機器の開発等について紹介する。
看護師が行うエコーによるアセスメントに基づくケアの有効性が示されている他、教育プログラムの開発も進んでおり、現在では e ラーニング、技術講習会、自己学習、OSCE の一連のコースから成るプログラムを短期間で効率よく受講することが可能となっている。本発表では、このように社会実装の段階に来ている看護師によるエコー教育の現状や AI による技術支援を利用した機器の開発等について紹介する。