[KR1-3] 看護の魅力に満ちたキャリア構築のための道筋
【抄録】
中井久夫は言う。「看護という職業は、医師よりもはるかに古く、はるかにしっかりとした基盤の上に立っている。医師が治せる患者は少ない。しかし看護できない患者はいない。息を引き取るまで、看護だけはできるのだ」(看護のための精神医学 第2 版、医学書院、2004 年)。看護の魅力はここにある。これをもって、看護の世界で看護職を極めるのもよい。しかし、これをもって「看護を超えた世界」で活躍している人も多くいるはずだ。政治家、官僚(国内・国際)、企業人として、あるいはNGO のスタッフとして。
今回の交流集会のために与えられたテーマが3つある。国際保健や国際看護の領域において、①いかに看護職が政策に関与していくか、②いかにそのキャリア構築を支援するか、③そのキャリア構築に関する今後の展望は何か、である。
「看護職が」=「看護職として」であってもよい。しかし、そうでない場合もある。その場合、「看護職を超えた世界」にいかに看護職としての学びを「看護の魅力」として反映させられるかが大事である。かつその魅力をもって輝いてもらうためにはいかなる教育や研究が必要か?そんな議論をしたいと思う。
中井久夫は言う。「看護という職業は、医師よりもはるかに古く、はるかにしっかりとした基盤の上に立っている。医師が治せる患者は少ない。しかし看護できない患者はいない。息を引き取るまで、看護だけはできるのだ」(看護のための精神医学 第2 版、医学書院、2004 年)。看護の魅力はここにある。これをもって、看護の世界で看護職を極めるのもよい。しかし、これをもって「看護を超えた世界」で活躍している人も多くいるはずだ。政治家、官僚(国内・国際)、企業人として、あるいはNGO のスタッフとして。
今回の交流集会のために与えられたテーマが3つある。国際保健や国際看護の領域において、①いかに看護職が政策に関与していくか、②いかにそのキャリア構築を支援するか、③そのキャリア構築に関する今後の展望は何か、である。
「看護職が」=「看護職として」であってもよい。しかし、そうでない場合もある。その場合、「看護職を超えた世界」にいかに看護職としての学びを「看護の魅力」として反映させられるかが大事である。かつその魅力をもって輝いてもらうためにはいかなる教育や研究が必要か?そんな議論をしたいと思う。