[KR2-1] アフターコロナの看護職のメンタルヘルス
【抄録】
新型コロナウイルス感染症の蔓延から3 年がたち、2023 年5 月に感染症法で5 類に変更された。未だ感染者は多く存在する。また罹患後症状も看護職員を悩ませている。ウィズ・アフターコロナを迎えつつある中で、看護師を取り巻く環境も変化があり、影響を受けている。元来、患者とダイレクトで良好なコミュニケーションを取ることが看護では必要であったが、コロナ禍でそれが困難になった。大分解除されてきたが、職員同士も、黙食をはじめ、コミュニケーションが困難な事態が残る。教育場面でも、マスクをつけたままなどの対人距離を保った中での教育の直接・間接的な影響があった。新人、若手の看護師も、今までとは違う教育体制に戸惑った。病院内の心理的安全性、心地よい居場所は未だにどこかに行ったままかもしれない。病院内で希薄になった人間関係、病院内の平時の問題点が感染症災害対応の緊急事態で露呈したことなど様々な困り事が全国で起きている。
この混沌とした世相は今回が初めてではない。過去の感染症災害後においても、同様に政治の悪化、戦争、経済の悪化、自殺の増加が起きた。現在は、サバイバルのような時代かもしれず、私たちは変化を求められているかもしれない。そして困難は時に私達に力を与えてくれることがある。心的外傷後成長という言葉がある。そんな話を交流集会で皆様とできることを期待している。
新型コロナウイルス感染症の蔓延から3 年がたち、2023 年5 月に感染症法で5 類に変更された。未だ感染者は多く存在する。また罹患後症状も看護職員を悩ませている。ウィズ・アフターコロナを迎えつつある中で、看護師を取り巻く環境も変化があり、影響を受けている。元来、患者とダイレクトで良好なコミュニケーションを取ることが看護では必要であったが、コロナ禍でそれが困難になった。大分解除されてきたが、職員同士も、黙食をはじめ、コミュニケーションが困難な事態が残る。教育場面でも、マスクをつけたままなどの対人距離を保った中での教育の直接・間接的な影響があった。新人、若手の看護師も、今までとは違う教育体制に戸惑った。病院内の心理的安全性、心地よい居場所は未だにどこかに行ったままかもしれない。病院内で希薄になった人間関係、病院内の平時の問題点が感染症災害対応の緊急事態で露呈したことなど様々な困り事が全国で起きている。
この混沌とした世相は今回が初めてではない。過去の感染症災害後においても、同様に政治の悪化、戦争、経済の悪化、自殺の増加が起きた。現在は、サバイバルのような時代かもしれず、私たちは変化を求められているかもしれない。そして困難は時に私達に力を与えてくれることがある。心的外傷後成長という言葉がある。そんな話を交流集会で皆様とできることを期待している。