[KR3-1] 労働者の健康を支える産業保健体制のこれから
~働く人を支える保健師、看護師の活動~
【抄録】
日本における社会課題として急速な少子高齢化があり、働き手が減少していく中、これまでの雇用対策では対応が難しくなることが予測されている。そのため、企業においては、誰もが長く働きやすい職場づくりの推進がより求められている。
企業形態としては、大企業に比べ中小企業が99.7%と圧倒的に多く、従業員数においても中小企業は69.7%(うち小規模事業者は23.1%)である。企業規模によって従業員が産業保健を受けられないことがあってはならないものの、中小企業・小規模事業者では基本的な対応も出来ていない企業も少なくない。
こうした背景を踏まえ、保健師としてすべての労働者が健康に働き続けられるよう、令和元年に開業保健師として活動を歩みはじめた。産業保健総合支援センターでの両立支援促進員及び登録保健師の活動も含め、それらを通じて中小企業に対する産業保健支援に携わっている。活動を進める中、中小企業は産業保健に対する必要性の理解が乏しくニーズにすらなっていない現状があり、その介入の鍵は現場の保健師にあると考える。そこで、今後の産業保健体制や連携の望ましいあり方についてディスカッションしたい。
日本における社会課題として急速な少子高齢化があり、働き手が減少していく中、これまでの雇用対策では対応が難しくなることが予測されている。そのため、企業においては、誰もが長く働きやすい職場づくりの推進がより求められている。
企業形態としては、大企業に比べ中小企業が99.7%と圧倒的に多く、従業員数においても中小企業は69.7%(うち小規模事業者は23.1%)である。企業規模によって従業員が産業保健を受けられないことがあってはならないものの、中小企業・小規模事業者では基本的な対応も出来ていない企業も少なくない。
こうした背景を踏まえ、保健師としてすべての労働者が健康に働き続けられるよう、令和元年に開業保健師として活動を歩みはじめた。産業保健総合支援センターでの両立支援促進員及び登録保健師の活動も含め、それらを通じて中小企業に対する産業保健支援に携わっている。活動を進める中、中小企業は産業保健に対する必要性の理解が乏しくニーズにすらなっていない現状があり、その介入の鍵は現場の保健師にあると考える。そこで、今後の産業保健体制や連携の望ましいあり方についてディスカッションしたい。