[KR7-2] 外来における在宅支援の強化に向けた人材育成
~研修プログラムの策定と試行実施報告~
【抄録】
当院は、身体・精神医療の急性期から在宅までを担う地域の二次救急病院である。外来看護職員は、診療の補助や困りごとの相談等、多岐にわたる役割を担っている。その中で外来における在宅支援に向けた人材育成は、基本的な教育内容の整備や多様な勤務状況が課題であった。その為、本事業の研修プログラム試行実施の参加はよい機会であった。当院として、短時間勤務職員や臨時職員の研修実施は初めてのことで看護管理者として不安もあり、丁寧な説明会を計画し全看護師長と外来看護職員に理解を促すこととした。しかし、両者の反応から、外来看護職員の役割の重要性と基本的能力の必要性を自覚していることや研修への積極的参加の意思表示が得られた。基礎的講義は、受講モデルを示し各々の状況に合わせて受講可能なe- ラーニングによる方法とした。また、病院からタブレットを貸与し教育支援の視覚化を図った。演習は、全員が参加しやすい日曜日に実施した。外来看護職員は、初めての基礎的講義や、全員参加による演習は、働き方の共有の場となりまた、事例に基いた情報交換は、専門職として其々の考え方を知る機会となり有効な時間であったと次回を期待された。本事業は、当院において外来看護職員の教育体制構築を可能とし、今後も継続した人材育成により、在宅療養支援能力向上に向けた活動が期待できる。
当院は、身体・精神医療の急性期から在宅までを担う地域の二次救急病院である。外来看護職員は、診療の補助や困りごとの相談等、多岐にわたる役割を担っている。その中で外来における在宅支援に向けた人材育成は、基本的な教育内容の整備や多様な勤務状況が課題であった。その為、本事業の研修プログラム試行実施の参加はよい機会であった。当院として、短時間勤務職員や臨時職員の研修実施は初めてのことで看護管理者として不安もあり、丁寧な説明会を計画し全看護師長と外来看護職員に理解を促すこととした。しかし、両者の反応から、外来看護職員の役割の重要性と基本的能力の必要性を自覚していることや研修への積極的参加の意思表示が得られた。基礎的講義は、受講モデルを示し各々の状況に合わせて受講可能なe- ラーニングによる方法とした。また、病院からタブレットを貸与し教育支援の視覚化を図った。演習は、全員が参加しやすい日曜日に実施した。外来看護職員は、初めての基礎的講義や、全員参加による演習は、働き方の共有の場となりまた、事例に基いた情報交換は、専門職として其々の考え方を知る機会となり有効な時間であったと次回を期待された。本事業は、当院において外来看護職員の教育体制構築を可能とし、今後も継続した人材育成により、在宅療養支援能力向上に向けた活動が期待できる。