[LK11-3] 訪問看護第三者評価制度の創設
【抄録】
当STは4 年前にB 市自治体病院併設のST として開設した。開設前2019 年のB 市在宅見取り率は、厚生労働省の地域医療に係る地域別データによると、当県内69 市町村中63 位であった。そこで、自治体病院として在宅見取り件数を増やし地域ニーズに応えることを目的にSTを開設した。開設して4 年が経つが、当STの在宅見取り率は、開設当初の50%から昨年度が64.7%に上昇した。
しかし、訪問看護STとして提供するサービス内容や質の評価が難しく不安を抱えていたところ、A 県看護協会の新規事業である第三者評価を行う事を知り応募した。実際に受診して、事前の自己評価の段階で目標や実施しているケアの点検ができ、さらにサーベイヤーの訪問による外部評価により事業活動全体の客観視や訪問看護サービスの内容、質の可視化ができた。現在、審査結果で指摘された課題の改善に取り組んでおり、改善の期限が設けられていることが改善実行の原動力につながっている。
今後の課題として、マニュアル整備などの構造面の評価からプロセス重視の評価へと発展し、訪問看護STのブランドとなる事を望みたい。
当STは4 年前にB 市自治体病院併設のST として開設した。開設前2019 年のB 市在宅見取り率は、厚生労働省の地域医療に係る地域別データによると、当県内69 市町村中63 位であった。そこで、自治体病院として在宅見取り件数を増やし地域ニーズに応えることを目的にSTを開設した。開設して4 年が経つが、当STの在宅見取り率は、開設当初の50%から昨年度が64.7%に上昇した。
しかし、訪問看護STとして提供するサービス内容や質の評価が難しく不安を抱えていたところ、A 県看護協会の新規事業である第三者評価を行う事を知り応募した。実際に受診して、事前の自己評価の段階で目標や実施しているケアの点検ができ、さらにサーベイヤーの訪問による外部評価により事業活動全体の客観視や訪問看護サービスの内容、質の可視化ができた。現在、審査結果で指摘された課題の改善に取り組んでおり、改善の期限が設けられていることが改善実行の原動力につながっている。
今後の課題として、マニュアル整備などの構造面の評価からプロセス重視の評価へと発展し、訪問看護STのブランドとなる事を望みたい。