[LK12-4] 学生向け訪問看護ガイダンスによる就業への動機付け
~行政・基礎教育との連携から~
【抄録】
当協会では、令和4年度研修の一つとして、今後の訪問看護の担い手獲得とその育成に焦点を当てた「訪問看護師の獲得と育成を本気で考えよう!」と題したオンライン研修会を開催した。内容は「千葉県看護協会学生向け訪問看護ガイダンス事業」の実践報告に加え、新卒訪問看護師、新卒訪問看護師支援者、既卒訪問看護師から、座談会形式で自身の体験談を語っていただいた。研修後アンケートでは、「学生向け訪問看護ガイダンス事業のプログラムを活用したいか」に対し、積極的に活用したい24.4%、対象者がいれば活用したい58.5% との回答が多くを占め、活用は難しいと回答した者は7.3%だった。また「新卒訪問看護師に対して育成支援ができそうか」に対し、できそう36.6%、なんとも言えない51.2%、できない2.4% であった。その理由は、マンパワーの不足や教育プログラム等の整備不十分が挙がる一方で、組織的あるいは地域的支援があれば育成可能とする回答もあった。訪問看護の現場では、新卒訪問看護師獲得への意識は高いが、その受け皿となる事業所の教育支援体制の脆弱性から受入が消極的になっている現状が浮き彫りとなった。
当協会では、令和4年度研修の一つとして、今後の訪問看護の担い手獲得とその育成に焦点を当てた「訪問看護師の獲得と育成を本気で考えよう!」と題したオンライン研修会を開催した。内容は「千葉県看護協会学生向け訪問看護ガイダンス事業」の実践報告に加え、新卒訪問看護師、新卒訪問看護師支援者、既卒訪問看護師から、座談会形式で自身の体験談を語っていただいた。研修後アンケートでは、「学生向け訪問看護ガイダンス事業のプログラムを活用したいか」に対し、積極的に活用したい24.4%、対象者がいれば活用したい58.5% との回答が多くを占め、活用は難しいと回答した者は7.3%だった。また「新卒訪問看護師に対して育成支援ができそうか」に対し、できそう36.6%、なんとも言えない51.2%、できない2.4% であった。その理由は、マンパワーの不足や教育プログラム等の整備不十分が挙がる一方で、組織的あるいは地域的支援があれば育成可能とする回答もあった。訪問看護の現場では、新卒訪問看護師獲得への意識は高いが、その受け皿となる事業所の教育支援体制の脆弱性から受入が消極的になっている現状が浮き彫りとなった。