[SL1-1] 働き方改革とウェルビーイング
~幸福経営学 社員と社会を幸せにする経営とは!?~
【抄録】
講演者の自己紹介や、幸福経営学を研究し始めた経緯を述べたのちに、幸福経営学の基礎について述べる。まず、幸せ(well-being and happiness)の定義について述べる。すなわち、健康、幸せ、副詞を包含する単語であるウェルビーイングと、感情としての幸せを表すハピネス、そして幸せ・幸福の関係について述べる。また、学術界、政界、産業界において、ウェルビーイング経営が大きな流れとして欧米から日本に入ってきていることについて述べる。特に働き方改革や健康経営、人的資本経営との関係について述べる。さらに、幸せな社員は不幸せな社員よりも創造性、生産性が高く、欠勤率、離職率が低く、業務上の事故が少ないことや、幸せな人は健康長寿であることについて述べる。また、ノーベル経済学賞受賞者であるカーネマンによるお金と幸せの関係に関する研究結果を紹介する。すなわち、年収が$75,000 以下の時には年収と感情的幸福(ハピネス)は比例するのに対し、年収が$75,000 を超えると年収と感情的幸福には相関がないことを示す。また、幸せには長続きしない幸せ(地位財(金、もの、地位)を得たことによる幸せ)と長続きする幸せ(非地位財による幸せ、安全な環境、健康な身体、よい心の状態による幸せ)があることを述べる。次に、非地位財による幸せのうち、講演者らが心的要因についての因子分析を行って求めた「幸せの4 つの因子」について述べる。4 つの因子とは、やってみよう因子(自己実現と成長の因子)、ありがとう因子(つながりと感謝の因子)、なんとかなる因子(前向きと楽観の因子)、ありのままに因子(独立と自分らしさの因子)である。創造性や俯瞰的な視点が幸福度につながることについても述べる。また、これらの条件を満たした幸福経営のあり方や、幸福度診断と従業員満足度やエンゲージメントなどの他の指標との関係について、事例も交えて述べる。時間が許せば、講演者らが開発した、働く人の幸せの7 因子、不幸せの7 因子や、地域で暮らすWell-being 指標についても述べる。
講演者の自己紹介や、幸福経営学を研究し始めた経緯を述べたのちに、幸福経営学の基礎について述べる。まず、幸せ(well-being and happiness)の定義について述べる。すなわち、健康、幸せ、副詞を包含する単語であるウェルビーイングと、感情としての幸せを表すハピネス、そして幸せ・幸福の関係について述べる。また、学術界、政界、産業界において、ウェルビーイング経営が大きな流れとして欧米から日本に入ってきていることについて述べる。特に働き方改革や健康経営、人的資本経営との関係について述べる。さらに、幸せな社員は不幸せな社員よりも創造性、生産性が高く、欠勤率、離職率が低く、業務上の事故が少ないことや、幸せな人は健康長寿であることについて述べる。また、ノーベル経済学賞受賞者であるカーネマンによるお金と幸せの関係に関する研究結果を紹介する。すなわち、年収が$75,000 以下の時には年収と感情的幸福(ハピネス)は比例するのに対し、年収が$75,000 を超えると年収と感情的幸福には相関がないことを示す。また、幸せには長続きしない幸せ(地位財(金、もの、地位)を得たことによる幸せ)と長続きする幸せ(非地位財による幸せ、安全な環境、健康な身体、よい心の状態による幸せ)があることを述べる。次に、非地位財による幸せのうち、講演者らが心的要因についての因子分析を行って求めた「幸せの4 つの因子」について述べる。4 つの因子とは、やってみよう因子(自己実現と成長の因子)、ありがとう因子(つながりと感謝の因子)、なんとかなる因子(前向きと楽観の因子)、ありのままに因子(独立と自分らしさの因子)である。創造性や俯瞰的な視点が幸福度につながることについても述べる。また、これらの条件を満たした幸福経営のあり方や、幸福度診断と従業員満足度やエンゲージメントなどの他の指標との関係について、事例も交えて述べる。時間が許せば、講演者らが開発した、働く人の幸せの7 因子、不幸せの7 因子や、地域で暮らすWell-being 指標についても述べる。