第83回日本矯正歯科学会学術大会

セッション情報

生涯研修セミナー

ビスホスホネート製剤と歯科治療

2024年10月29日(火) 15:00 〜 16:30 講演会場Ⅰ (パシフィコ横浜 会議センター1F メインホール)

座長:上岡 寛 (公益社団法人日本矯正歯科学会 理事、岡山大学学術研究院医歯薬学域歯科矯正学分野 教授), 玉置 幸雄 (公益社団法人日本矯正歯科学会 認定医委員会 委員長、福岡歯科大学 成長発達歯学講座 矯正歯科学分野 教授)

ビスホスホネート製剤は骨粗鬆症治療や悪性腫瘍治療に用いられる薬剤です。2003年に,ビスホスホネート製剤を使用する骨粗鬆症患者および悪性腫瘍患者への侵襲的歯科治療において,ビスホスホネート製剤関連顎骨壊死(Bisphosphonate-related Osteonecrosis of the Jaw:BRONJ)が報告されました。BRONJの報告から約20年が経過しますが,近年では,BP製剤以外の薬剤にも顎骨壊死が報告されるようになり,薬剤関連顎骨壊死(Medication-related Osteonecrosis of the Jaw:MRONJ)と呼ばれるようになってきました。2023年に日本口腔外科学会が発刊した「顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023」によると,MRONJの予防には,医師,歯科医師および薬剤師の連携が極めて重要であると記載されています。矯正歯科治療においても,便宜抜歯や第三大臼歯抜去,歯科矯正用アンカースクリューやインプラント体の埋入等との関連で判断に迷うこともあります。そこで、今回の生涯研修セミナーでは,MRONJと歯科治療についてご講演を賜ります。
(公益社団法人日本矯正歯科学会 理事 岡山大学学術研究院医歯薬学域歯科矯正学分野 教授 上岡 寛)
(公益社団法人日本矯正歯科学会 認定医委員会 委員長 福岡歯科大学成長発達歯学講座 矯正歯科学分野 教授 玉置 幸雄)

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