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Public Symposium of the Science Council of Japan
A future pioneered by female STEM researchers— New possibilities emerging from dentistry
Wed. Oct 30, 2024 4:00 PM - 6:00 PM Lecture Hall Ⅰ (PACIFICO Yokohama Conference Center 1F Main Hall)
座長:樋田 京子 (日本学術会議 第二部会員、基礎系歯学分科会 委員長、北海道大学大学院歯学研究院 教授), 石丸 直澄 (日本学術会議 連携会員、先端歯学国際教育研究ネットワーク議長、東京科学大学大学院医歯学総合研究科 教授)
世界保健機関 (WHO)は、「口腔の健康」を、食べる、話す、呼吸するといった、人が人らしく生活する上で欠かせない重要な機能を支障なく営むことができる口・歯・口腔顔面構造の状態と定義しています。これは単に、“肉体的に異常がない”ということだけにとどまらず、“自信に満ちている”、“身体的・精神的・社会的に良好な状態にある”、“痛み・不快感・当惑感を自覚することなく社会生活に順応したり就労したりできる”といった心理・社会的な面をも含んだより包括的な概念となっています。歯学は、顎口腔系の機能に不調をもたらす疾患・障害・身体的状態を予防・治療・研究する医療系学問分野として発展してきました。また近年では、適切な口腔ケアが生活習慣病や認知障害等の全身疾患の予防に寄与し全人的な健康への橋渡しとなることから、健康長寿社会実現に向けた鍵となる領域として注目されています。一方、現在我が国の理系研究分野において活躍する女性の割合は、OECD加盟国中最低レベルとなっており、科学者コミュニティーにおけるダイバーシティー・エクイティの実現や、夢のある女性理系研究者のロールモデル構築による次世代人材育成が急務となっています。歯学分野からは、先端技術を駆使した最新の歯科医療を研究・実践するアカデミックドクターのみならず、歯学の枠にとらわれず未来のライフサイエンスを野心的に切り拓く第一線の研究者まで、多様な女性人材が輩出されているものの、指導的立場で活躍する女性の数はまだ決して多いとは言えません。そこで、本シンポジウムでは、基礎、臨床の分野の最前線で活躍される女性歯科医師・研究者をお招きし、ご自身の研究テーマとの出会いやその醍醐味をご紹介いただくとともに、多様性と包摂性を持って歯学のエンパワーメントを図る方策についてご提言をいただく予定です。
(日本学術会議 第二部会員 森山 啓司)
[日本学術会議 公開シンポジウム] Towards Gendered Innovation: Patemal Aging Effect on Transgenerational Epigenetics
Noriko Osumi (Vice President for Public Relations and Promotion of Diversity Professor, Department of Developmental Neuroscience, Tohoku University Graduate School of Medicine)
Kazuyo Moro (Laboratory for Innate Immune Systems, Department of Microbiology and Immunology, Graduate School of Medicine, Osaka University Laboratory for Innate Immune Systems, RIKEN Center for Integrative Medical Sciences (IMS))
Eriko Marukawa (Professor, Department of Regenerative and Reconstructive Dental Medicine, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Institute of Science Tokyo)