[G-16] 企画セミナー5:呼吸器疾患患者を作業療法でつなぐ ~急性期・回復期・生活期までシームレスに作業療法を継続するために
近年の呼吸リハビリテーションは運動耐容能の維持・向上から身体活動性性の維持・向上へとパラダイムシフトしてきている.身体活動性は患者のQOLだけでなく,生存率に大きく寄与することが報告されている.身体活動性は,体力維持や向上を目標とする運動だけでなく,家事や仕事などの生活活動を含む概念である.そのため,活動と参加を担う作業療法士の呼吸器分野への介入は急務となってきている.この身体活動性を維持,向上するためには急性期,回復期,生活期までシームレスに作業療法を含む呼吸リハビリテーションを継続的に行うことが重要である.