[B-6] 専門作業療法士セミナー4(特別支援教育)

[G-4] 専門作業療法士セミナー4（特別支援教育）：思春期以降の進路選択と本人・保護者への支援 -チーム学校で作業療法士ができること-

辻 薫¹, 石附智奈美² (1.大阪人間科学大学,2. 広島大学大学院医系科学研究科)

　今回のセミナーでは、進路選択において本人、保護者、学校教員、教育委員会、進路先等との相談支援や連携について、現在の配慮事項に関する制度や意思決定の流れ、受験の実際、進学後の修学支援などについて事例を通して考えたい。特に、思春期以降、青年期の事例について、本人の意思確認、自己決定プロセスでの自己の能力への気づき、保護者の希望や期待との擦り合わせを丁寧に行っていく必要があると考えている。重度アテトーゼ型四肢麻痺がある中学生が通常の高等学校へ進学した事例、自閉スペクトラム症、発達性協調運動障害がある大学生の事例について、本人、保護者それぞれへのアプローチについて、個人情報に配慮し報告する。
　長年、ペアレントトレーニングを通して保護者支援を実践され、ご研究されてきた石附智奈美先生にもご登壇いただき、事例検討を通してご意見、ご助言をいただきながら、参加者の皆様と共に思春期、青年期の本人と保護者への支援につい
て学びを深めていきたい。