第58回日本作業療法学会

講演情報

教育講演

[EL-2] 教育講演2
両手のパフォーマンスを評価する
―AHAグループの測定ツールを用いて―

2024年11月9日(土) 16:10 〜 17:40 A会場 (特別会議場)

座長:渡辺 誠(秋田県立医療療育センター)

[EL-2-1] 両手のパフォーマンスを評価する ーAHAグループの測定ツールを用いてー

Rachel Bard Pondarré1, 船越 紀子2 (1.リヨン赤十字病院 作業療法部門兼臨床研究プロジェクトコーディネーター, 2.パリ公立病院連合アルマン・トルソー病院 小児リハビリテーション部門/船越作業療法診療所 個人事業主代表)

2000年代初頭、片側性脳性麻痺 (Cerebral Palsy:以下、CP)児などの一側性の障がいを持つ子どもたちが、両手活動遂行において、患側手を「補助手」として、いかに効果的に使用できるかを測定・陳述することを目的としたAHA評価が開発された。 現在AHA評価は、特に小児CPにおけるゴールドスタンダードとして世界中で使用されている。この新しい両手のパフォーマンスの評価方法はさらに発展し適応され、CPリスクのある乳児から片側性・両側性CP児、さらには脳卒中後片麻痺の成人まで幅広く適用されている。本講演では、AHAグループと各評価の主な特徴について紹介する。