[EL-2-1] 両手のパフォーマンスを評価する ーAHAグループの測定ツールを用いてー
2000年代初頭、片側性脳性麻痺 (Cerebral Palsy:以下、CP)児などの一側性の障がいを持つ子どもたちが、両手活動遂行において、患側手を「補助手」として、いかに効果的に使用できるかを測定・陳述することを目的としたAHA評価が開発された。 現在AHA評価は、特に小児CPにおけるゴールドスタンダードとして世界中で使用されている。この新しい両手のパフォーマンスの評価方法はさらに発展し適応され、CPリスクのある乳児から片側性・両側性CP児、さらには脳卒中後片麻痺の成人まで幅広く適用されている。本講演では、AHAグループと各評価の主な特徴について紹介する。