第57回日本薬剤師会学術大会

セッション情報

薬学生シンポジウム

[FPS] 薬学生シンポジウム 薬学⽣の未来に彩りを ~災害医療から考える薬剤師のあり⽅~

2024年9月23日(月) 09:20 〜 11:20 第6会場・第7会場 (パレスホテル大宮 3F チェリールーム)

 近年、高齢化による慢性疾患の増加に伴い、多くの患者が日常的に医療を受けている。この状況下で、今年1月に発生した能登半島地震のような災害が起こった場合、多くの慢性疾患患者が継続的な治療を受けることが難しくなり、災害関連死を招く可能性がある。
 災害発生時に、薬剤師が行う慢性疾患患者への代替薬の提案や救護所・避難所の公衆衛生対策活動などにおいて、その職能を発揮し、いかに災害関連死の予防に繋げていくか。
 以上の背景を踏まえ、本シンポジウムは、学生団体である一般社団法人日本薬学生連盟が企画・運営を行い、将来の薬剤師の役割を探求する。
 本シンポジウムでは、避難所サバイバルという薬学生が考案したカードゲームを活用し、避難所における薬剤師の活動について学び、イラストを用いて薬学生同士によるディスカッションを行い、災害時における薬剤師のあり方を探り、そして、『どうやって災害関連死を予防できるか!』というテーマでシナリオを作る。
 災害支援の経験を持つ薬剤師の協力のもと、これから医療の担い手となる薬学生が主体となって薬剤師の未来を見据えるシンポジウムとしたい。