第11回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

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[EL9] 教育講演9 「行動経済学とプライマリケア」

2020年8月6日(木) 09:00 〜 23:00

企画責任者・座長:横林 賢一(ほーむけあクリニック)

※上記の時間内に、オンデマンド配信開始予定です。
【開催の目的】
行動経済学の概念につき、パブリックヘルスおよび診察現場の観点から解説し、日常のプライマリケアへの適応およびその具体例につき紹介することを目的とする。

【概要】
「行動経済学では、人間の意思決定には、合理的な意思決定から系統的に逸脱する傾向、すなわちバイアスが存在すると想定している。そのため、同じ情報であっても、その表現の仕方次第で私たちの意思決定が違ってくることが知られている。医療者がそうした患者の意思決定のバイアスを知っていたならば、患者により合理的な意思決定をうまくさせることができるようになる。(大竹文雄・平井啓編著 医療現場の行動経済学~すれ違う医者と患者~序文より)」

人は必ずしも合理的な選択をしない。私たちはしばしば、直感や感情に従って選択する。行動経済学とは、人間がかならずしも合理的には行動しないことに着目し、人間の心理的・感情的側面に即して、経済・社会現象を実証的に分析する学問領域である。本セッションでは、ナッジやバイアスなどの行動経済学の枠組みについて、イチロー・カワチ氏にはパブリックヘルスの観点から、平井啓氏には診察室の現場から概説いただく。座長より行動経済学のプライマリケア現場(診療所)での実践例につき紹介する。

<Web 開催に変更後の追記>
イチロー・カワチ氏の住む米国は新型コロナウイルス感染症のため大変な状況であり、教鞭を執るハーバード公衆衛生大学院においても様々な対応で極めて多忙であることから、今回の収録は困難となりました。楽しみにされていた皆様、申し訳ありません。大変役不足ではございますが、イチロー・カワチ氏にお話しいただく予定だった内容の一部を座長(横林)が代わってお伝えいたします 。

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