セッション情報
超音波ハンズオン Point of Care
オンデマンド配信 » 超音波ハンズオン Point of Care(ハンズオン)
[HS4] 超音波ハンズオン Point of Care(整形内科) 「整形内科診療を始めよう! 学ぼう! 教えよう!」
2020年8月6日(木) 09:00 〜 23:00
企画責任者:原田 和歌子(広島市立安佐市民病院 総合診療科・広島県北西部地域医療連携センター)、多田 明良(紀美野町立国保国吉・長谷毛原診療所)、遠藤 健史(雲南市立病院 内科)、座長:白石 吉彦(隠岐広域連合立隠岐島前病院)、小林 只(弘前大学医学部附属病院 総合診療部)
※上記の時間内に、オンデマンド配信開始予定です。
[開催の目的]
高齢化に伴いプライマリ・ケアを担う医師による、運動器疼痛を有する地域住民への対応が期待され、保存療法技術の向上を目指す“整形内科Non-surgical orthopedics”に注目が集まる。整形内科診療では症候学と身体診察で発痛源を検索・評価し、生活動作における悪化因子を患者と共に探し、治療と予防に結びつける。この診療の流れは慢性疾患を扱う内科診療に似る。
我々は2015年以降、当学会学術大会において「整形内科の学び方」について継続的に発信してきた。2019年には、中堅総合医による具体的な活動および学習過程を提示した。今年は、新しく整形内科を始めたくとも、診療開始時の事前準備や診療の導線などが分からないという初学者、そして具体的な指導方法を学びたい指導者を主な対象として、整形内科診療の開始および指導の支援を行う。
[概要]
前半では、動作分析を中心とした身体診察・超音波診断装置を用いた診断と局所治療(例:局所麻酔薬を用いたブロック、生理食塩水を用いたハイドロリリース)・セルフケア指導といった一連の整形内科診療の流れを概説しながら、整えるべき診療セッティング、学習資源を講義形式で伝える。後半では、整形内科診療を第一線で実践する若手総合医が講師を務め、整形内科診療のベテランによるサポートも頂きながら、肩と膝の代表的治療部位のエコー描出技術をグループハンズオンで学び、整形内科診療を疑似体験いただく。