The 11th Annual Conference of Japan Primary Care Association

Session information

インタレストグループ

オンデマンド・ライブ配信以外 » インタレストグループ

[IG1] How interprofessional collaboration can improve the elderly's nutrition

企画責任者:山口 彩子(社会医療法人芳和会菊陽病院歯科)

足立 了平(ときわ病院 歯科口腔外科)、五島 朋幸(ふれあい歯科ごとう)、小林 真一(社会医療法人芳和会くわみず病院)、河瀬 聡一朗(石巻市立雄勝歯科診療所)、古屋 聡(山梨市立牧丘病院)

[開催の目的]
高齢者のフレイルは栄養不足や運動量の低下によって起こる。フレイルは、COPD や心不全、肺炎など全身疾患や認知症・うつなどの精神疾患、口腔疾患により口から食べられないなどの医学的要因のほかにも、地域の寄り合いなどへの社会参加の不足や独居高齢男性、食料供給のアクセスの問題など社会的要因も多く語られている。フレイルは転倒や嚥下障害、認知症、寝たきりなどのリスクにもなることが知られており、現在、日本の多くの高齢者に起こっている「低栄養」について多職種の視点で議論し、疾患の入り口となるフレイルの予防のため「病院に来る前に」「患者になる前に」できることは何か、実際のケースプレゼンを基にしたセッションを行いたい。

[概要]
総合診療医や在宅医療医、また病院や在宅歯科で高齢者歯科医療を担う歯科医から「高齢者の低栄養に関する多職種連携」について課題提起を行う。病院歯科からは MNA (MiniNutritional Assessment;65 歳以上の高齢者に特化した栄養評価ツール)などを用いて入院患者の低栄養と口腔環境の悪化との関連についてを、また退院してからの地域在宅での食支援を担う訪問歯科医からは「地域の他所属連携を地域の力に」をテーマに食支援に関わるために様々な職種においてのサポートが功を奏している事例を示す。総合診療医からは「肺炎は治ったのにご飯が食べられない…」をテーマに、プライマリケアではよく遭遇するケースを示しながら、終末期の経鼻や胃瘻などの栄養管理に関しての課題を提示したい。また東日本大震災の被災地で歯科診療を行う歯科医より災害時に起こり得る低栄養についてや、在宅医療での食支援には家族のサポートも重要であることなどを提示する。 高齢者の低栄養とそれによるフレイルを社会的・地域的に解決していく糸口となるディスカッションを行いたい。
×

Authentication

×

Please log in with your participant account.
» Participant Log In