第11回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

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[IS8] インタラクティブセッション8 「もう令和だから、「三重宣言2018」を実践しよう!」

企画責任者:杉山 賢明(医療法人社団帰厚堂こずかた診療所、一般社団法人みんなの健康らぼ、東北大学大学院歯学研究科)

坪谷 透(東北大学大学院 歯学研究科)、千嶋 巌(独立行政法人 国立病院機構 栃木医療センター)、片山 辰郎(宇都宮医師会)、東山 聡志(下野新聞社)

[開催の目的]
日常診療において健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health;SDH)を配慮することを目指した声明「三重宣言 2018」について確認し、SDH に関する疫学研究に基づくエビデンス、取組み内容を紹介し、会場参加者とともに SDH に対する理解や議論を深める。

[概要]
健康には遺伝・体質や生活習慣だけでなく、「健康の社会的決定要因(SDH)」である様々な 個人・地域レベルの社会経済状況が影響する。SDH が生涯を通じて蓄積することで健康格差が生じる。この健康格差に対応するべく、日本プライマリ・ケア連合学会は、プライマリ・ ケア従事者が健康を脅かす社会経済状況の改善に取り組むことを目指し「健康格差に対 する見解と行動指針」を発表した(「三重宣言 2018」@2018 年 6 月総会)。本セッションでは、 SDH と健康のメカニズムのエビデンスや、SDH に関わる諸外国の専門職団体や政府の対策の最新動向を紹介する。加えて、三重宣言 2018 発表までの未公開秘話についても紹介する。 さらに、事例として、宇都宮医師会の SDH に対する一連の取組を紹介する。具体的には、まず宇都宮医師会が SDH に対して取り組むまでに至った経緯と想いおよび実際の取り組み内容を医師会会長および所属医師の2名より紹介し、それを取材し記事として連載報道した下野新聞の取材内容・方法、取材にかける想い、読者からの反応やメディアとしての役割認識について報道に関わった新聞記者より紹介する。これらの実例を通して、特 に診療の場における SDH の見つけ方・対応の仕方を参加者とともに理解を深め、どのようにしたらそれらの対策を広めることができるかを議論し、明日からのGood Practice につなげることを目指す。
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