第11回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

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[S16] シンポジウム16 「日本版ホスピタリストの効果 -役割、効果、そして今後の展望-」

2020年8月30日(日) 16:30 〜 18:00 チャンネル3

企画責任者:栗原 健(浦添総合病院)、座長:徳田 安春(群星沖縄臨床研修センター)

[開催の目的]
日本版ホスピタリストの役割、効果、今後の展望について明らかにする。

[概要]
少子高齢化、単身世帯化、所得格差の拡大といった社会構造の変化に伴い、多併存疾患を有する患者数の増加、健康格差の拡大といった問題が生じている。これらの社会構造の変化の結果として、入院患者に必要な治療やケアも複雑になった。この社会で患者中心の全人的医療を実現するため、ホスピタリストが米国で 20 世紀終盤に登場し、現在までの 20 年間で約 5 万人にまで増加している。その背景には死亡率などの Clinical outcome は専門医と比較して非劣性で、入院期間や費用などの Quality はむしろ改善したというデータが示されたことが大きい。本邦においてもホスピタリストシステムは導入が少数の病院でなされているが、役割や効果は分かっていない。そのため本セッションでは本邦でホスピタリストとして働く医師を交えて、Clinical outcome と Quality についての結果と今後の展望を交えた議論を行いたい。

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