The 11th Annual Conference of Japan Primary Care Association

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シンポジウム

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[S11] Let's talk about toxic masculinity issues! ;diversity may redress long working hours

Sun. Aug 30, 2020 1:00 PM - 2:30 PM チャンネル1

企画責任者:村田 亜紀子(奈義ファミリークリニック)、座長:蓮沼 直子(広島大学医学部附属医学教育センター)、後藤 理英子(熊本大学病院 地域医療支援センター)、企画者:西村 真紀(医療福祉生協連家庭医療学開発センター/川崎セツルメント診療所)、浅川 麻里(堺市立総合医療センター総合内科/岐阜大学医学教育学)、岩間 秀幸(亀田家庭医総合診療専門医プログラム)、大原 紗矢香(はあと在宅クリニック)、加藤 大祐(専門医部会若手医師部門 三重大学大学院医学系研究科臨床医学系講座家庭医療学分野)、官澤 洋平(明石医療センター)、矢部 千鶴(津ファミリークリニック)

[開催の目的]
プロフェッショナリズムの名の下に長時間過重労働が常態化し、過労死やバーンアウトの危険性が高い「男性稼ぎ手モデル」が当然のように求められる状況が、男性医師には続いている。その配偶者である女性医師も時間制約から逃れられずキャリア形成に困難を来たしており、結果として「十分」に働ける医療者は減少傾向にある。
持続可能な地域医療を構築するためには男性も含めた医師全体の働き方の見直しが急務であるが、当事者である男性医師にはどのような思いやニーズ、考えがあるのだろうか。本シンポジウムではこれまで語られることの少なかった男性医師の多様性に着目し、直面する現状を明らかにして理解を深め、働き方改革の進みやすい土壌づくりにつなげることを目的とした。

[概要]
社会の求める男らしさと向き合ってきた4人の男性医師の生き方、やりがい、苦悩の語り、 社会学からみた解説、社会的な取り組みをこのシンポジウムでは提供する。
語りとして、長男としての役割意識から将来的な両親のサポートを見据えて勤務先を選んできたベテラン医師、周りの男性医師の働き方に疑問を感じている悩める専攻医、働きやすい仕組みづくりに尽力している中堅管理職医師、当事者として働き方に悩んだことをきっかけに男性医師の働き方について研究をしている若手医師からお話いただく予定である。 加えて、関西大学文学部の多賀太教授より男性のライフコースの多様化や生きづらさ、今後期待する展開について男らしさの社会学の視点から解説いただく。また、大分大学腎臓内科の中田健先生より、約 5 年ぶりとなる男性医師の育児休業取得者を実現するきっかけを作った社会的な取り組みである、大学内でのピアサポート活動「医療人パパの会」通称 「THE PENGUINS」について今後の可能性を含めご紹介いただく。
以上を踏まえ、ディスカッションでは働き方改革を進めるために私たちがとれる行動について考えたい。

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