[IG5-1] 病院総合医のcore module by JUGLER - Self-reflectionから医師像を探る -
志水 太郎(獨協医科大学 総合診療医学)、佐々木 陽典(東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター)、和足 孝之(島根大学卒後臨床研修センター)、鋪野 紀好(千葉大学医学部附属病院 総合診療科)、高橋 宏瑞(順天堂大学医学部 総合診療科)
[開催の目的]
日本において、家庭医は比較的統一された環境で活躍し、専門医制度も整備され、その役割は明確である。しかし病院総合診療医の役割は市中病院、地域中核病院、大学病院などのセッティングによって大きく異なり、多数の団体の認定制度が乱立し、その定義は明確でない。特に大学病院では病院総合診療医に求められる役割が不明確で、存在価値を示すことが難しい。必要性が理解されず、指導医・専攻医を確保できず、総合診療部門が窮地に立たされる事例もある。我々は 6 名の大学若手総合診療リーダーによって構成された JUGLER -Japanese University General medicine Leadership and Education Roundtable- を 立ち上げ、これまでに臨床、研究、教育、ソーシャルスキルを大軸とした病院総合診療医の core module を考案し、日本プライマリ・ケア連合学会と日本病院総合診療医学会の学術総会などで外部意見も取り入れつつ議論を重ね、第 19 回日本病院総合診療医学会学術総会でその最終形を示した。本企画は病院総合診療医を志す若手医師・専攻医を対象とし、 core module を用いて目指すべき病院総合診療医像を模索し、可視化することを目的とする。
[概要]
本企画では core module のレーダーチャートシステムを用いる。参加者各自が core module それぞれについて自己評価を行い、self-reflection を行う。また JUGLER の 6 名のこれまで のキャリアとレーダーチャートを提示し、目指すべき病院総合診療医像について議論する。 次に、参加者の各自の自己評価の結果を集計し、経験年数や所属先によって到達度がどう異なるかを分析し、その要因を検討する。フロアからも活発な意見を頂き、パネリストとのインタラクティブなセッションを開催したい。
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