日本地球惑星科学連合2014年大会

セッション情報

口頭発表

セッション記号 B (地球生命科学) » B-PT 古生物学・古生態学

[B-PT27_28PM2] 顕生代生物多様性の変遷:絶滅と多様化

2014年4月28日(月) 16:15 〜 18:00 213 (2F)

コンビーナ:*磯崎 行雄(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系)、澤木 佑介(東京工業大学大学院 理工学研究科 地球惑星科学専攻)、佐藤 友彦(東京大学大学院総合文化研究科)、座長:磯崎 行雄(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻広域システム科学系)

生命進化は生命圏環境の大規模な改変、特に短期間の劇的変化という強い外力が原動力で引き起こされた絶滅、そしてその後の放散が繰り返された結果である。突発的かつ大規模な環境変化の究極原因として、マントルプルームの活動などの惑星地球内部でおきる大規模な非可逆的変化およびその間欠的な物質循環パタンの変化、さらには銀河宇宙放射線の影響などが推定される。化石記録が豊富な顕生代の生物多様性変遷史は、カンブリア紀以来の大局的な増加傾向の中でおきた5回の大量絶滅で特徴づけられるが、多様性急減の原因については現時点でも未解明で、大規模火山噴火、寒冷化など、個々の絶滅事件毎のアドホクな説明がなされる中途半端な状況が続いている。一方、環境改変の中での、生体必須元素・物質の供給が進化放散に重要であることが判明しつつある。本セッションでは、最新の研究成果がもたらす新しい地質学的視点から、顕生代の生命史について改めて議論する。

16:30 〜 16:45

*山田 健太郎1佐々木 一謹2上野 雄一郎3山田 桂大4吉田 尚弘4丸山 茂徳5 (1.東大・総合文化、2.ヒューマンメタボロームテクノロジーズ、3.東工大・地球惑星科学、4.東工大・環境理工学創造、5.地球生命研究所)

17:00 〜 17:15

*浅沼 尚1岡田 吉弘1澤木 佑介1山本 伸次2平田 岳史3丸山 茂徳4 (1.東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻、2.東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 広域システム科学系宇宙地球科学教室、3.京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻、4.地球生命体研究所)

17:45 〜 18:00

*白水 秀子1Jozef Michalik2日下 宗一郎3山下 勝行4山下 美沙4尾上 哲治1 (1.熊本大学大学院自然科学研究科、2.スロバキア科学アカデミー、3.総合地球環境学研究所、4.岡山大学大学院自然科学研究科)