日本地球惑星科学連合2014年大会

セッション情報

口頭発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-CG 地球人間圏科学複合領域・一般

[H-CG36_29PM2] 原子力と地球惑星科学

2014年4月29日(火) 16:15 〜 17:45 411 (4F)

コンビーナ:*梅田 浩司(独立行政法人 日本原子力研究開発機構 東濃地科学センター)、吉田 英一(名古屋大学博物館)、座長:吉田 英一(名古屋大学博物館)

20世紀から始まった原子力エネルギーや放射線利用は,人類の繁栄と持続的発展に貢献してきた。このように原子力の平和利用は,エネルギー問題や環境問題等を解決するための糸口になる一方,福島第一原子力発電所事故によって,実用原子炉のみならず,大学等の試験研究炉,加工・再処理・貯蔵等を含めた原子力施設全般の耐震安全性,放射性物質の環境動態や放射性廃棄物の処理・処分等の諸問題が以前に比べてより顕在化している。特に,フロントエンドに相当するウラン資源探査,地震・噴火等の自然災害に対する施設の安全性,事故時の放射性物質の拡散シミュレーション,地層処分等のバックエンド対策のように,地球惑星科学とも密接に関連しており,理学・工学,社会科学といった異文化の交流や協働を本セッション(原子力と地球惑星科学に関連するものであれば何でも歓迎する)を通じて促進することによって,分野間の融合による新たな研究領域の創生を目指す。

17:30 〜 17:45

*島田 耕史1立石 良2石丸 恒存1佐々木 亮道1田中 遊雲1宮崎 真之1安江 健一1丹羽 正和1末岡 茂1梅田 浩司1池田 真輝典1 (1.日本原子力研究開発機構、2.応用地質株式会社)