日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

インターナショナルセッション(口頭発表)

セッション記号 A (大気海洋・環境科学) » A-CG 大気海洋・環境科学複合領域・一般

[A-CG05_30AM1] Continental-Oceanic Mutual Interaction: Global-scale Material Circulation through River Runoff

2014年4月30日(水) 09:00 〜 10:45 211 (2F)

コンビーナ:*山敷 庸亮(京都大学大学院総合生存学館)、Behera Swadhin(Climate Variation Predictability and Applicability Research Program Research Institute for Global Change/JAMSTEC, 3173-25 Showa-machi, Yokohama 236-0001)、升本 順夫(海洋研究開発機構)、宮澤 泰正(独立行政法人海洋研究開発機構)、山形 俊男(海洋研究開発機構 アプリケーションラボ)、寶 馨(京都大学防災研究所)、座長:升本 順夫(海洋研究開発機構)、Behera Swadhin(Climate Variation Predictability and Applicability Research Program Research Institute for Global Change/JAMSTEC, 3173-25 Showa-machi, Yokohama 236-0001)、山形 俊男(海洋研究開発機構 アプリケーションラボ)

10:05 〜 10:20

[ACG05-05] スーパーコンピュータ「京」を用いた集中豪雨の超高解像度実験

*大泉 伝1黒田 徹1斉藤 和雄2 (1.独立行政法人海洋研究開発機構、2.気象研究所 / 海洋研究開発機構)

キーワード:数値気象モデル, 気象庁非静力学モデル, スーパーコンピュータ京

近年、局所的な大雨による災害が増加している。例えば、神戸では2008年7月にゲリラ豪雨による突発的な洪水が発生し、昨年は伊豆大島で土石流が発生し、人命が失われる等の被害を引き起こした。これらの災害で特徴的なのは、狭い範囲で雨の降り方が異なる点である。神戸のケースでは、14km2の小さな流域の3割を占める都市部からの流出が7割であった事が報告されている。伊豆大島のケースでは、4kmしか離れていないアメダス観測所の雨量が約2倍も違っていた。これらの現象は地形に強く依存していると考えられており、気象モデルで、数百mスケールの高解像度実験を行う事は非常に重要である。発表では、スーパーコンピュータ「京」と気象庁非静力学モデル(JMA-NHM)を用いて行った結果を報告する。