18:15 〜 19:30
[ACG36-P04] 東シベリアタイガ-ツンドラ境界における植生の空間分布
キーワード:タイガ-ツンドラ境界域, 植生分布図, リモートセンシング, シベリア
東シベリア、インディギルカ川低地チョクルダ周辺(70°N,148°E)にはタイガ-ツンドラ境界生態系が広がっている。比較的乾燥した立地にはカラマツ(Larix gmelnii etc.)が生育し、湿潤になるにつれて中間域には灌木(Betula nana etc.)が、中湿域にはミズゴケ(Sphagnum sp. etc.)が、湛水域にはスゲ(Eriophorum angustifolium etc.)が生育している。より河川側の氾濫原には広大なヤナギ灌木林(Salix udensis etc.)が存在する。土壌水分はこれらの植生タイプを決める支配的因子である。メタンなどの温室効果ガス放出速度も土壌水分によってコントロールされるので、その放出速度の空間的な分布を知るためには地表植生の分類がカギとなる。
そこで本研究の目的は衛星画像と空撮写真データによる地表植生の分類とした。植生分類と植生分布図作成には高解像度マルチスペクトル衛星データ(GeoEye-1,WorldView-2)とラジコンヘリを用いた空撮写真(2013)とを用いた。空撮写真に基づき衛星画像データについて教師付分類を行った。また、地上観測で得られた出現植物種の記載等と照らし合わせて分類結果の検証を行った。本研究結果は観測によって得られた温室効果ガスや生産量などのデータとあわせて広域評価のために利用される。
そこで本研究の目的は衛星画像と空撮写真データによる地表植生の分類とした。植生分類と植生分布図作成には高解像度マルチスペクトル衛星データ(GeoEye-1,WorldView-2)とラジコンヘリを用いた空撮写真(2013)とを用いた。空撮写真に基づき衛星画像データについて教師付分類を行った。また、地上観測で得られた出現植物種の記載等と照らし合わせて分類結果の検証を行った。本研究結果は観測によって得られた温室効果ガスや生産量などのデータとあわせて広域評価のために利用される。