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[ACG38-P01] データ提供者のポリシーを考慮したDIASによる地球観測事業データプロダクト公開
キーワード:DIAS, 地球観測データ, 衛星データ, モデル出力データ, 現地観測データ, データポリシー
研究者が収集したデータ,作成したプロダクトデータの分野を超えた利活用を目的として我々のデータ統合・解析システム(DIAS:Data Integration and Analysis System)は2006 年から開発を始めた.DIAS 開発の目的は,最先端の情報科学技術と地球環境に関わる様々な科学技術の連携によって,地球観測データや数値モデル,社会経済データを効果的に統合し,情報を融合するデータインフラを構築し,地球環境問題を解決に導く知を創造し,公共的利益を創出することである.2010年10月からDIASが収集したデータの公開を始めた.DIASが収集したデータ,メタデータはhttp://dias-dss.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/ddc/から俯瞰,検索が行える.さらに検索後,ダウンロードが可能なデータセットは195種類である.
DIAS 公開データは
1)研究用モデル出力データ,
2)研究用衛星データ,
3)DIAS 研究成果プロダクト,
4)DIAS サポートプロジェクトプロダクト
に大別できる.2013年度、新たに公開されたデータセットは,国立環境研究所・地球環境研究センター 「落石岬モニタリングステーション 温室効果ガスデータ」,「苫小牧 熱・水・CO2フ ラックス」、「分光放射、植生指標データ」,「日本-アメリカ西海岸間の定期貨物船(Pyxis)を利用する大気海洋二酸化炭素モニタリング」,気象庁「55年長期再解析 (JRA-55)データ」,GRENE-City 「津波アーカイブ」,AGURAM「全球都市域マップ地上情報データベース」,アジアモンスーン年参加プロジェクトデータプロダクトなどである.
DIASが公開するデータに対し、データ提供者は必ずデータセットを説明するドキュメント・メタデータ(英語,日本語)を作成する。この中にデータに関するポリシーを記述し、データ利用者に周知する。ドキュメントメタデータには、データ提供者が記述するポリシーに加え、データ作成の背景となったプロジェクトのポリシー、そしてDIASのポリシーが含まれる。相反する規約が記述されている場合は、優先順位をデータ提供者、プロジェクト、DIASの順と定めている。
DIASのデータ利用規約は次の通りである.
1. 利用者は,データ提供者が示すデータ利用規約がある場合はそれを優先し従うこと.
2. 利用者は,DIASデータセットを研究及び教育目的のみに利用し,営利などのそれ以外の目的に利用しないこと.
3. 利用者は,DIASデータセットの内容を改変しないこと.
4. 利用者は,DIASデータセットを第三者に提供しないこと.
5. 利用者は、DIASデータセットを利用した学会発表・論文発表・誌上発表・報告等を行った場合は、データ引用文に掲載されている文章をカッコ書きで引用すること.
6. 利用者は,DIASデータセットを利用した学会発表・論文発表・誌上発表・報告等を行った場合は,公表物の写し(論文の場合は別刷り,口頭・ポスター発表の場合は講演要旨のコピー)を下記の「連絡・送付先」に提出すること.
データ提供者がポリシーを作成する際の土台としてDIASのポリシーは利用されている.
またDIASが開発しているデータダウンロードシステムでは,データダウンロードに際し利用者のデータへのアクセス管理を4段階にわけて行っている.
1)DIASにユーザ登録していればダウンロードが可能
2)1)に加え,データポリシーに同意すればダウンロードが可能
3)2)に加え,データ提供者にシステムを通して利用申請を行い、承認が得られたのちダウンロードが可能
4)2)に加え,データ提供者と個別に交渉をして、承認がえられたのちダウンロードが可能
このようにデータ提供者のデータポリシーを考慮することによって,我々はデータ提供者にデータ公開に対する信頼性を高めるよう努めている.
DIAS 公開データは
1)研究用モデル出力データ,
2)研究用衛星データ,
3)DIAS 研究成果プロダクト,
4)DIAS サポートプロジェクトプロダクト
に大別できる.2013年度、新たに公開されたデータセットは,国立環境研究所・地球環境研究センター 「落石岬モニタリングステーション 温室効果ガスデータ」,「苫小牧 熱・水・CO2フ ラックス」、「分光放射、植生指標データ」,「日本-アメリカ西海岸間の定期貨物船(Pyxis)を利用する大気海洋二酸化炭素モニタリング」,気象庁「55年長期再解析 (JRA-55)データ」,GRENE-City 「津波アーカイブ」,AGURAM「全球都市域マップ地上情報データベース」,アジアモンスーン年参加プロジェクトデータプロダクトなどである.
DIASが公開するデータに対し、データ提供者は必ずデータセットを説明するドキュメント・メタデータ(英語,日本語)を作成する。この中にデータに関するポリシーを記述し、データ利用者に周知する。ドキュメントメタデータには、データ提供者が記述するポリシーに加え、データ作成の背景となったプロジェクトのポリシー、そしてDIASのポリシーが含まれる。相反する規約が記述されている場合は、優先順位をデータ提供者、プロジェクト、DIASの順と定めている。
DIASのデータ利用規約は次の通りである.
1. 利用者は,データ提供者が示すデータ利用規約がある場合はそれを優先し従うこと.
2. 利用者は,DIASデータセットを研究及び教育目的のみに利用し,営利などのそれ以外の目的に利用しないこと.
3. 利用者は,DIASデータセットの内容を改変しないこと.
4. 利用者は,DIASデータセットを第三者に提供しないこと.
5. 利用者は、DIASデータセットを利用した学会発表・論文発表・誌上発表・報告等を行った場合は、データ引用文に掲載されている文章をカッコ書きで引用すること.
6. 利用者は,DIASデータセットを利用した学会発表・論文発表・誌上発表・報告等を行った場合は,公表物の写し(論文の場合は別刷り,口頭・ポスター発表の場合は講演要旨のコピー)を下記の「連絡・送付先」に提出すること.
データ提供者がポリシーを作成する際の土台としてDIASのポリシーは利用されている.
またDIASが開発しているデータダウンロードシステムでは,データダウンロードに際し利用者のデータへのアクセス管理を4段階にわけて行っている.
1)DIASにユーザ登録していればダウンロードが可能
2)1)に加え,データポリシーに同意すればダウンロードが可能
3)2)に加え,データ提供者にシステムを通して利用申請を行い、承認が得られたのちダウンロードが可能
4)2)に加え,データ提供者と個別に交渉をして、承認がえられたのちダウンロードが可能
このようにデータ提供者のデータポリシーを考慮することによって,我々はデータ提供者にデータ公開に対する信頼性を高めるよう努めている.