日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-04_29AM1] 高等学校の地球惑星科学教育

2014年4月29日(火) 09:00 〜 10:45 423 (4F)

コンビーナ:*畠山 正恒(聖光学院中学高等学校)、座長:畠山 正恒(聖光学院中学高等学校)

[G04-05] ひので衛星といっしょに太陽を観測しよう!ー中高生との共同観測キャンペーンー

*矢治 健太郎1 (1.国立天文台太陽観測所)

キーワード:ひので, 太陽, 天文教育, アウトリーチ, 共同観測, 高校

ひのでは2006年に打ち上げられた太陽観測衛星である。打ち上げ以来、ひのではめざましい観測成果をあげてきた。同時にその観測データは教育目的に活用することも奨励されている。そこで、ひのでのEPO活動の一つとして、2010年以来、高校や科学館・公開天文台との共同観測キャンペーン「ひので衛星といっしょに太陽を観測しよう」を提案し、実施してきた。これは日頃、太陽観測を行っている中高生や天文教育関係者が、ひので衛星の観測データに関心を持ち、自身の観測データと比較することを目指している。高校のクラブでは府県の学生科学賞・文化展・研究発表会での研究発表へと発展しているところも多い。その後の追跡調査から「ひのでとの共同観測を継続したい」「自分の観測のモチベーションがあがった」との声も出ている。この共同観測は海外の太陽研究者からの関心も高く、ひので衛星のミッション延長にも貢献している。 本講演では、これまでの共同観測の実施結果とその効果について報告する。