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[HGG21-02] 仙台近郊根白石における雑木林の利用変遷と現状
キーワード:雑木林, 森林利用, ナラ枯れ, 仙台
雑木林は,薪や木炭といった燃料供給のために15年から30年周期で繰り返し伐採されてきた.仙台市北西部の根白石において2009-2010年に100俵の木炭を生産するのに要した雑木林面積は約800m2であった.1930年代には,根白石では200,000俵の木炭生産があったので,1年に約1.6km2の雑木林が伐採されていたと計算される.しかし,1950年代後半から1960年代初めに始まる燃料革命後には,伐採面積は急激に減少し,木本個体は大径木化している.近年,根白石の雑木林ではナラ枯れが急速に拡大している.ナラ枯れの理由のひとつに雑木林の大径木化が考えられる.