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[MIS26-02] 約80年間の大気電場の変化
キーワード:大気電場, 静穏日曲線, 晴天時, 水滴集電器, 雲格子点情報
気象庁は、茨城県石岡市の地磁気観測所において1929年から水滴集電器による大気電場観測を継続している。この観測は、開始から現在まで同一の測器で連続して行われているものである。地磁気観測所における気象観測は1997年に中止されており、それ以降は大気電場の観測データと降水の有無によって大気電場静穏日が判別されている。本研究では、気象衛星「ひまわり」による雲格子点情報と、地磁気観測所で撮影した全天写真を比較して晴天時を抽出し、大気電場の静穏日曲線を導いた。さらに、1931年から1935年の大気電場の静穏日曲線と比較することによって、約80年間の大気電場の変化について議論する。