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[MIS29-06] 2014年度から開始される大学の「予知研究」における全国連携課題
キーワード:地震予知, 電磁気学, VLF, VHF
2009年度より5ヶ年計画で開始された大学等の「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画」は2011年の東北地方太平洋沖地震の発生により,その計画の大幅な見直しが外部評価委員等から求められた.結果として2014年度からは「災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画」として実施される事となった.しかしながら我々は地震予知研究の本命は短期・直前予知以外にはないとの主張を従来から行なっている.このため,次期計画では短期・直前予知の電磁気学的な研究は東海大学から「全国連携課題」として提出することとなった,大学の予知協議会メンバーからは北海道大学,東大地震研および九州大学が参加し,それ以外にも東京学芸大,電気通信大,千葉大,中部大等に協力を要請している. 具体的にはVLF帯パルス電磁波観測,VHF帯散乱観測およびDC-ULF帯の観測に特化して観測的研究を実施する.またそれ以外にも各種衛星データの活用を始め,GPS-TEC解析なども組織的に実施し,先行現象を用いてどの程度予測精度(確率利得)を向上させられるかを明らかにしていく.