日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS32_30AM1] 地球掘削科学

2014年4月30日(水) 09:00 〜 10:45 416 (4F)

コンビーナ:*斎藤 実篤(独立行政法人海洋研究開発機構)、池原 研(産業技術総合研究所地質情報研究部門)、廣野 哲朗(大阪大学 大学院 理学研究科 宇宙地球科学専攻)、梅津 慶太(独立行政法人海洋研究開発機構)、座長:坂口 有人(山口大学)、黒田 潤一郎(独立行政法人海洋研究開発機構 地球内部ダイナミクス領域)

09:00 〜 09:15

[MIS32-01] 南海トラフ地震発生帯掘削の7年:達成と教訓

*木下 正高1Tobin Harold2 (1.海洋研究開発機構、2.ウイスコンシン大)

キーワード:IODP, ちきゅう, 固着域, 地震発生メカニズム, 南海地震

南海トラフ地震発生帯掘削(NanTroSEIZE)が2007年9月に開始以来、6年経過した。13地点で掘削、これまで延べ 170名超の研究者が「ちきゅう」に乗船した。4ノットを超える黒潮下でのライザー掘削、東北地震による破損など、様々な困難を乗り越え海底下7㎞の断層固着域に向けて掘削を進めている。本発表では、NanTroSEIZEのこれまでの掘削実績、科学成果、今後の展望について概観する。