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[MIS32-P02] IODP Exp. 337下北沖ライザー掘削でみられたコアリングディスターバンス
キーワード:コアリングディスターバンス, ライザー掘削, IODP, Exp. 337
2012年に行われた地球深部探査船「ちきゅう」をもちいたライザー掘削によるIODP第337次掘削航海(下北沖石炭層地下生命圏掘削)では,科学海洋掘削史上,世界最高到達深度である海底下約2,466 mまで掘削コア試料を採取した.ライザー掘削では,掘削深度が深くなるにつれ粘性の高い泥水を使用し,孔壁の安定を図る.そのため,回収された堆積物に様々なコアリングディスターバンスが確認された.特に,未固結な砂層や泥層では,高密度の泥水が掘削コアに規則正しく注入されており,砂泥互層と見間違えるほどである.これら様々な現象について報告する.