日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS35_30PO1] ジオパーク

2014年4月30日(水) 18:15 〜 19:30 3階ポスター会場 (3F)

コンビーナ:*目代 邦康(自然保護助成基金)、有馬 貴之(首都大学東京都市環境科学研究科)、大野 希一(島原半島ジオパーク推進連絡協議会)、平松 良浩(金沢大学理工研究域自然システム学系)、尾方 隆幸(琉球大学教育学部)、渡辺 真人(産業技術総合研究所地質情報研究部門)

18:15 〜 19:30

[MIS35-P10] ジオパークによるインターネットを通じた情報発信:三陸ジオパークを例として

*伊藤 太久1橋本 智雄1植野 歩未2 (1.中央開発(株)、2.三陸ジオパーク推進協議会)

キーワード:ジオパーク, 情報発信, インターネット, 三陸

2013年9月に日本ジオパークに認定された三陸ジオパークは,青森・岩手・宮城の3県16市町村からなる日本最大のジオパークである。三陸ジオパーク推進協議会では,その前身であるいわて三陸ジオパーク推進協議会(2011年2月設立)時代を含め,インターネットを通じた情報発信を継続して行ってきた。
推進協議会では2011年2月に,三陸地域の生い立ちや見どころを網羅的に整理した一般向けのウェブサイト(http://sanriku-geo.com/)を作成,準備していたが,その後の東日本大震災を受け,企業や学識経験者を交えた学術支援ネットワークとして,学術調査や教育旅行に主眼を置いたウェブサイト(http://sanriku-fukkou.net/)を新たに作成し,2011年9月に公開した。その後,日本ジオパークへの認定に向けて一般向けのウェブサイトに各種情報を追加し,公開するとともに,ブログ・Facebook・TwitterといったSNSによる情報発信を通じて更新頻度を増加させるなど,対象や目的に応じてコンテンツや機能を追加,更新してきた。
このような中で,未だ関係者以外の「ジオパーク」の認知・理解度が高まったとは言えないものの,三陸地域の日本ジオパーク認定を受け,マスコミへの露出や地元・周辺地域の関心は増している。
これに対応するため,ウェブサイトのトップページで閲覧者に確実に興味を持ってもらい,かつ三陸の特徴をより一般にわかりやすく紹介できるサイトの構築を目的として,2014年に新たにウェブサイトをリニューアルすることとした。
本発表では,国内他地域のジオパークウェブサイトを調査し,構成要素を分類・比較した結果とともに,本地域におけるリニューアル事例とインターネットを通じた情報発信手法を紹介する。