18:15 〜 19:30
[MTT43-P03] 気圧計に対する風ノイズの試験観測
キーワード:Infrasound, wind noise reduction, pipe reduction system, wind tunnel
一般的にインフラサウンドと風による圧力変動との周波数域は重なっており、インフラサウンドの圧力変動の振幅は風による圧力変動の振幅よりも小さいことも多い。これらのことから、風ノイズが含まれた圧力変動データからインフラサウンドシグナルを精度よく検出することは技術的な課題のひとつであり、風ノイズの低減を目的とした圧力計インレット部へのパイプの設置や多点同時観測などが行われてきた。しかし、これまで風洞施設を用いての風ノイズ低減策の効果を定量的に示した例は確認できていない。このことから本研究では、風ノイズの低減策のひとつであるパイプの配置方法を換えることで、測定された圧力変動に含まれる風ノイズがどの程度低減するかを評価するために風洞実験を実施した。
インフラサウンドの観測機器は、ナノ分解能の水晶振動式絶対圧力計(6000-16B manufactured by Paroscientific Inc., USA)、マイクロホンタイプのインフラサウンドセンサー(Chaparral physics, Model25 manufactured by Univ. of Alaska Fairbanks)を用いた。風洞実験は鉄道総研の大型低騒音風洞で実施した。サンプリング周波数は100Hzで計測し、最大風速は60m/secとした。風洞実験において、風速およびパイプの配置を変更して圧力を計測し、パイプの配置ごとに風速と圧力との関係を求めた。その実験結果を発表当日に示す。
インフラサウンドの観測機器は、ナノ分解能の水晶振動式絶対圧力計(6000-16B manufactured by Paroscientific Inc., USA)、マイクロホンタイプのインフラサウンドセンサー(Chaparral physics, Model25 manufactured by Univ. of Alaska Fairbanks)を用いた。風洞実験は鉄道総研の大型低騒音風洞で実施した。サンプリング周波数は100Hzで計測し、最大風速は60m/secとした。風洞実験において、風速およびパイプの配置を変更して圧力を計測し、パイプの配置ごとに風速と圧力との関係を求めた。その実験結果を発表当日に示す。