日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-TT 計測技術・研究手法

[M-TT44_2PM1] ソーシャルメディアと地球惑星科学

2014年5月2日(金) 14:15 〜 16:00 311 (3F)

コンビーナ:*天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、座長:小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)

15:00 〜 15:15

[MTT44-04] SNSで高校生に情報発信する試み

*青木 邦勲1 (1.日本大学豊山高等学校・中学校)

キーワード:Twitter, Line, 授業

教員が生徒とコミュニケーションを取ろうと考えても,高校生と繋がろうとするのは非常に難しい.そこで,授業中での生徒とのコミュニケーションの構築が重要となる.前半では生徒と繋がるための方法を報告する.私が授業で気をつけていることは「生徒が話しやすい雰囲気を作る」ことと「生徒が聞こうとする授業」である.そのために積極的な発言を認め,何回か短時間だけ集中する時間を設けるようにしている.生徒の発言に対して正しい間違い関係なく受け止めてうなずくようにして,後に正しいと間違いの境界を明確にしている.このように生徒の立場に立って対応することにより,生徒が教員に対して心を開いてくれると考えている.ここまで来ると生徒がSNSでつながってくれる.現在,私のTwitterのフォロワーは95人であるが,その殆どが生徒や卒業生である.後半はSNSを利用して通常授業の延長や地理学や地球科学の情報を発信するためにSNSを利用した実践を報告する.現状,生徒とSNSでコミュニケーションをとることはできても,地理に関係する写真やコメントには反応がない.その理由の殆どが「写真がつまらない」ことと「文字数が多い」ことである.例えば,段丘の写真を見せても「のどかだな」といったコメントしかこない.文字数が70字を超えると文字を読むのに飽きている.写真の内容も景色が混ざっている方に反応があり,地形や植生などを見せても無反応である.SNSは便利であるが,地理に関する写真を掲載してコメントを求めたり教材を提供したりしようとしても思うような成果が出ていないため,皆様からコメントを頂きたい.