[O-02_29PM1] 次期学習指導要領における高校地学教育のあり方

★ [O02-03] 地球人として必要な内容を基盤にした総合的な理科の提案

*山下 敏¹、阿部 國廣²、飯田 和明³、上村 剛史⁴、川村 教一⁵、畠山 正恒⁶ (1.埼玉県立熊谷女子高等学校、2.認定NPO法人自然再生センター、3.埼玉県立浦和東高等学校、4.海城中学・高等学校、5.秋田大学教育文化学部、6.聖光学院中学高等学校)

キーワード：総合的な理科, 必修科目, 課題解決型, 地球環境の科学的理解

現行の指導要領は、基礎3科目を選択必修にすることで以前よりは大きく前進した。しかし、4科目を必修とし全員が共通して学ぶには至っていない。「必修の総合高校理科科目」として４または６単位を想定し、1科目型のものと2科目型のものを検討していき提案したい。1科目型は「地球環境を科学的に理解し、持続可能な開発を目指すために問題解決に取り組む姿勢と態度を育成すること」を目標にした必修理科科目としての性格をもつものである。2科目型は現在の基礎科目を再編統合して、物理・化学分野と生物・地学分野の2科目としリテラシーを重視した必修理科科目としての性格をもつものである。今回はまず1科目型のものを検討したものを提案したい。