14:45 〜 15:15
[O04-P05] 縄文人が見た巨椋池
キーワード:地質,岩石,化石
【概要】
昭和16年まで京都市南部から宇治市、久御山町にかけて巨椋池と呼ばれる関西では琵琶湖に次いで大きな池が存在した。この池の成因や形成年代については諸説あり、まだはっきりとはわかっていない。そこで、私達は巨椋池に堆積した粘土層について「珪藻化石を使った環境変化」「14C年代測定による巨椋池の形成年代の決定」の研究を行った。巨椋池の形成年代については、巨椋池粘土層の最下底から産出した植物化石の絶対年代からみて縄文時代後期であり、巨椋池に多くの砂州が存在する浅い池になったのは古墳時代であることがわかった。
昭和16年まで京都市南部から宇治市、久御山町にかけて巨椋池と呼ばれる関西では琵琶湖に次いで大きな池が存在した。この池の成因や形成年代については諸説あり、まだはっきりとはわかっていない。そこで、私達は巨椋池に堆積した粘土層について「珪藻化石を使った環境変化」「14C年代測定による巨椋池の形成年代の決定」の研究を行った。巨椋池の形成年代については、巨椋池粘土層の最下底から産出した植物化石の絶対年代からみて縄文時代後期であり、巨椋池に多くの砂州が存在する浅い池になったのは古墳時代であることがわかった。