14:45 〜 15:15
[O04-P18] 北陸地方上空で発生した高高度発光現象「スプライト」の分布と地形との関係
キーワード:高高度発光現象
【概要】
冬季に北陸で発生する高高度発光現象「スプライト」は日本海から内陸にかけて多発する.そこでスプライトの発生と地形との関係について調べた.
方法は全国のスプライト観測校と同時観測を行い,208件のスプライトについて三角測量により発生地点を求め,GISソフト「Mandara」を用いて地形図にプロットした.
この結果,越前岬西方の北緯36°,東経135°40′付近でスプライトの発生頻度が最も高いこと,海岸線付近が急峻な福井県ではスプライトの件数が多く,陸上に集中していることがわかった.このことから,海岸の地形が積乱雲や落雷の性質に影響を与え,スプライトの発生に関与していることが予想される.
冬季に北陸で発生する高高度発光現象「スプライト」は日本海から内陸にかけて多発する.そこでスプライトの発生と地形との関係について調べた.
方法は全国のスプライト観測校と同時観測を行い,208件のスプライトについて三角測量により発生地点を求め,GISソフト「Mandara」を用いて地形図にプロットした.
この結果,越前岬西方の北緯36°,東経135°40′付近でスプライトの発生頻度が最も高いこと,海岸線付近が急峻な福井県ではスプライトの件数が多く,陸上に集中していることがわかった.このことから,海岸の地形が積乱雲や落雷の性質に影響を与え,スプライトの発生に関与していることが予想される.